大正身代わり婚～金平糖は甘くほどけて～・第52話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想｜めちゃコミック

「めちゃコミック」に掲載されている「大正身代わり婚～金平糖は甘くほどけて～」第52話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

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工場で大火事が発生！

平塚紡績に買い取られた千波紡績の工場で、大規模なストライキが発生します！

どうやら男工たちを焚きつけてストライキを煽っている人物がいる模様です。ストライキは火事まで発生する大事態に陥り、嵩也は方々への対応に追われます。

間違いなく千波元社長らが根回しをしているのは確実ですが、嵩也たちはなかなか彼らの尻尾を掴むことができません。

工場が火事になっては納期も守れず、このままでは平塚紡績の信頼はますます地に落ちてしまいます。果たして嵩也はこの窮地をどう脱するつもりなのでしょうか！

一方では、火事でずっと入院していたマツが、ようやく平塚家の女中として復帰。雪子はさっそく、嵩也の過去についてマツに尋ねてみることにしました。

そこで明らかになったのは、嵩也が毎月、ある人物に手紙を送っていたという新事実で……？

嵩也が手紙を書いていたのは誰？

嵩也がずっと手紙を送り続けていたのは、松木という名の家だそうです。もしかしたらこの松木は、嵩也の実の弟・真爾（しんじ）の養子縁組先かもしれません。

真爾は、自分は兄に裏切られて見捨てられたのだとずっと思い込んでいましたが、実は嵩也は真爾が一般家庭に引き取られた後も、彼の身をずっと案じて手紙を書き続けていたのかもしれませんよね。

なぜ真爾と音信不通になったのか

もし、真爾の養子縁組先の親が、嵩也からの手紙を隠していたのなら、嵩也と真爾が音信不通になってしまったのにも説明がつきます。

もしかしたら養子縁組先の夫婦は、せっかく引き取って跡取りとして育てた真爾が、実の兄が経営する大企業に持っていかれるのを危惧していたのかもしれません。

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千波紡績と真爾によって、あの手この手で鷹也を貶めるための裏工作がしかけられているようです。真爾と嵩也の容姿がそっくりなため、真爾はやりたい放題といった感じでした。

しかしそれもおそらくは千波一族に命令されるがままにやっているにすぎず、そこに真爾の明確な意思があるかどうかは今のところ謎です。

真爾は嵩也に復讐をしたいというよりも、自分と同じレベルまで貶めたいだけなのではないかと感じました。

兄を憎む気持ちはあれど、やはり心の底では、置いて行かれた悲しみや寂しさのほうが勝っているのではないでしょうか。

なんにせよ、私怨に大勢の人生を巻き込んでいる真爾の行いは、決して褒められたものではありません。