暁のヨナ・第232話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜ 花とゆめ21号

2022年10月5日発売の「花とゆめ」21号に掲載されている「暁のヨナ」第232話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

空都の惨劇を知らされるヨナたち

ヴァルとユンが、メイニャン連れ去りの件をヨナたちに報告にやってきました。さらに、緋龍城が燃えてしまったという知らせも受けるヨナたち。

ヨナはヴァル将軍らと共にメイニャン救出に参加することを申し出ますが、スウォンはこれを許しませんでした。どうやら高華軍と南戒の戦争には、ヨナがすでに必要不可欠な人材であると認識しているようです。

南戒では、戦によって深手を負った戦士たちの戦いの意志がそがれています。しかしそこへ、緋龍城を火打ちしてメイニャンを連れ去ったばかりのチャゴル殿下が現れ、高華国の悲惨な現状を伝えます。

自分たちの主君が自ら高華国へ乗り込んで城を焼き払ったと聞いた兵士たちは、たちまち士気を取り戻しました。

チャゴル殿下はそんな兵達に、高華国軍本隊への追撃を命じます。

戦況の整理

高華国軍と南戒は、両軍に大きな損害を出しつつも、一旦は「高華軍が南戒の進軍を退けた」という形でひと段落がついていました。

しかしいつ南戒が再び侵攻を開始するかわからない状況なため、スウォンたちは空都に戻らずに前線を維持し続けようとその場に止まっています。

要するに、両軍とも戦力を失ってはいるもののにらみ合いの状況が続いていたわけです。

そこへチャゴル殿下が現れ、南戒の兵士たちの士気を高めてしまったので、再び戦端が開かれる展開となることが予想されます。

ヨナの選択

そんな緊迫した状況の中、ヨナは前線の維持よりもメイニャンの救出を優先させようとしました。彼女がなぜそうしようとしたのか理由は定かではありませんが、本人いわく「そうすべきだと感じた」という直感的な何かが働いた模様です。

メイニャンはスウォンと同じ、緋の病にかかった女性です。ヨナがメイニャン救出を優先させる理由が、私情によるものなのか戦略的によるものなのかが気になるところですが、ヨナの性格から察するに、おそらくメイニャンに対する私情が深く関わっているのではないかと推測できます。

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チャゴル殿下のカリスマ性が炸裂しています。こんなに行動的で戦闘能力も高い君主なんて今までにいませんでしたよね。しかも戦闘能力が隠密の方向にずば抜けて高いという特性まであります。

連れ去られたメイニャンはもはや心を失った人形のようにも見えました。せっかくヴァル将軍と共に歩む未来を手に入れたと思ったら、再びチャゴル殿下の飼い猫として管理される生活に引き戻されてしまったわけなので、絶望感は凄まじいことでしょう。

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