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最終更新日: 2021-12-31 00:02:05

暁のヨナ・最新196話のネタバレと感想|花とゆめ19号

2020年9月4日発売の「花とゆめ」19号に掲載されている「暁のヨナ」第196話のネタバレと感想です。 文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です! ...

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2020年9月4日発売の「花とゆめ」19号に掲載されている「暁のヨナ」第196話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です!

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暁のヨナ・第196話のネタバレ

突如舞い込んだ、ユホンの死という訃報…。 あまりにも残酷な現実を突きつけられ、ヨンヒはみるみるうちに心が弱ってゆきました…。

ユホンの死因はなんと、「遠乗りで崖から転落した」というもの。

ええ…あのユホンに限ってそんな理由で…? うーんこれには何か裏がありそうな気がしますね~。

食事も喉を通らないほどに心に大きなダメージを負ったヨンヒでしたが、息子のスウォンはそんな母を散歩へ連れ出そうと気遣います。

しかし、ヨンヒはこの世がとても恐ろしくて立てない…とその身を震わせるばかりでした…。 息子の前だというのに彼が不安になるようなことを口走ってしまう自分に、ヨンヒは更に落ち込みます。

ですがスウォンはいたって明るく気丈に振舞ってくれていました。 これからは自分が父の代わりになりますと言って、ヨンヒに微笑んでくれます。

彼の優しさとたくましさに、ヨンヒは思わず涙を流すのでした。

 

そのまま眠りこけてしまったヨンヒ。 気づけばスウォンの姿がありません。

探しに出てみると、場内のある所に何やら男たちが集まっているのが見えました。 しかもなんとその中心にいたのは、スウォンです。

スウォンは男たちに、ユホンの遺体を調べてきたと言い出します。 さらに、遺体に剣で刺された痕もあったとも…。

それを聞いて、ある男がケイシュクが言っていたことは本当だった…と言います。

ユホンはイルと2人きりで遠乗りへと出かけた際に亡くなりました。 出かけるとき、護衛のケイシュクは、イル王子から遠乗りに誘うなど珍しすぎるために、気になって2人の後をつけていたのです。

そこでケイシュクは、ユホンがイル王子に殺される現場を目撃したのだと言います。

イルがそんな恐慌に走った理由は―――ユホンがカシを殺したからでした。

カシは、ヨンヒに会うために城を出た道中で賊に襲われて命を落としたはずでした。 しかし実際には、彼女が巫女の生き残りであることを知ってしまったユホンが、彼女の命を奪ったのです。

「緋龍王の生まれ変わりであるヨナが、伝説の四龍と共にこの国を守っていく」 それはイルにとって最も重要である真実でしたが、ユホンにとってはただの妄想だったのです。

国を背負う人間がそんな妄想に取りつかれていては国が傾く…そう判断したユホンは、彼と信仰を断ち切るために、元巫女であったカシに手をかけたのでした…。

つまりイルはカシを奪われた恨みを晴らすため、ユホンを刺したのです。

ユホンは刺されながらも必死にイルを説得しようとしましたが、その言葉が彼の心に響くことはありませんでした。

イルは血を流してフラフラしているユホンを、そのまま崖から突き落としたのです―――。

 

ケイシュクから語られる真実。 そしてそれを裏付けるスウォンが確認してきた証拠の傷跡。 事実は明白でした。

男たちは、このままイル王子を玉座に居座らせるわけにはいかない!と沸き始めます。

しかしここで男たちを制したのは、スウォンです。 頭に血が上った状態で動くのは良くないですと、とても9歳の男の子の口から発せられるとは思えないほど、冷静で的確な指示を出すスウォン。

スウォンは皆に、しばらく自分に時間をくださいと言って男たちの前から去ってゆきます。

その後ヨンヒは、スウォンにのもとへ行きイル王子をどうするつもりなのかを訪ねました。

スウォンは、ひとまずはイルが国を守れる人物かどうかを見極める時間を設けると答えました。 見極め次第では王の座から降りてもらう…そう淡々と語るスウォン。

動揺するヨンヒに、スウォンはまっすぐな眼差しで、自分が父の変わりになると言ったでしょうと言い放ちました。

神なんて必要ない。 全ては、この目で見極める。

スウォンの眼差しには、一切の迷いがありませんでした。

 

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暁のヨナ・第196話の感想

まさかユホンがカシを殺していたなんて…! ユホンは本当に目的のためなら手段を選ばない人間ですね…。 そういった思い切った決断力こそが国を守るための力なのだとユホンは考えているようです。 あくまで統治は人の手によって、というよりも自らの力によって成しえていくもの…ユホンの考えの根本はそこにあるのでしょう。 おそらく戦場で学んだのでしょうね、そういった根性を。

現に信仰心が強すぎるイルは、民からの信頼をまったく得られていませんでした。 そんな彼が民から慕われていたユホンを殺害したとなると…本当に国が揺れる事態になります。

スウォンは9歳ながらにして事の重大さを理解し、現実を受け止め、自らが父・ユホンの代わりを務めようとしています。 なんと立派なんでしょうか…母のヨンヒですら、わが子の精神の強さに驚いているようでした。

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