十字架のろくにん・第73話のネタバレと感想｜マガポケ

「マガポケ」に掲載されている「十字架のろくにん」第73話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

問答無用で行われたジャンケン対決。1回戦目にジャンケンに応じなかった漆間のせいで、弟の翔の足はチェーンソーで無惨にも切断されてしまいました！

漆間は激しく取り乱しますが、拘束されていて身動きが取れません。

翔に"大丈夫か！？"と問いかけますが、足を切られて激痛のはずの翔は平然とした様子で"お兄ちゃんどうしたの？"と聞き返してきました。

なんと、翔の身体はすでに痛覚を失っていたのです。おそらく事故の後遺症で、神経が破壊されてしまっているのでしょう。

弟の体の悲惨な現実を突き付けられる漆間。 翔は自分の足が切断されていることに気が付いても、まったく動揺する素振りを見せません。ただ"足が取れちゃった……。"と自分の足を見つめるだけです。

至極は不敵な笑みを浮かべて、これで勝負に集中できるだろうと言い、2回めのジャンケンを始めると言い出しました。

こんな勝負に翔の命をかけるわけにはいきませんが、ジャンケンに応じなければ翔の体はどんどん傷つけられていってしまいます。もはや漆間に選択の余地はありませんでした。

実は、翔を攫うために彼の病院を至極に教えたのは、白川 純でした。彼はどうしても漆間を苦しめたいと言って、至極に加担したようです。

しかしそんな純も目の前で行われた予想をはるかに絶する惨劇を目の当たりにし、"漆間はもう十分苦しんだからやめてくれ！"と叫んで漆間に謝罪をします。

研究者の一人である安堂は、"純はすでに革命倶楽部の一員なのだからしっかり働くべきだ。"と言って純の髪を引っ掴んで彼を無理矢理椅子に座らせました。

地獄のような状況の中で、漆間と純は互いの顔を無言で見つめ合います。互いに言いたいことや伝えたいことは山ほどありますが、出てくるのは冷や汗だけです。2人とも何一つ言葉を発することはできません。

至極は、悪夢のような2開戦目のジャンケンを始めます。

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想像を絶するほどの悲惨なシーンが多すぎて頭がなかなかついていきません。 翔が痛覚を失っていたという事実はショッキングすぎました……。足を切られているのに平然としているその様子は、なんだか「もう二度と普通の生活には戻れない」という現実を感じさせてよけいに胸が締め付けられてしまいます。

こんな中でする勝負がジャンケンという運勝負。漆間はやりきれない想い出一杯でしょうね。これまでこんなに体を苛め抜いて鍛えてきたのに、それを駆使することも許されないなんて馬鹿にしすぎだと思います。そんな屈辱的な思いを漆間に受けさせることも、至極の作戦の内なのだとは思いますが……本当に悪趣味を通り越してもはや精神異常者だなと感じました。

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