十字架のろくにん・第2巻5～14話のネタバレと感想｜マガポケ

「マガポケ」に掲載されている「十字架のろくにん」第2巻（5話、6話、7話、8話、9話、10話、11話、12話、13話、14話）のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

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ピーラーで皮膚を削られる千光寺

小学生の頃、漆間は千光寺克美によって木に吊るされて改造エアガンで傷めつけられるという惨いイジメを受けていました。

しかし今、天井から鎖で吊るされているのは千光寺のほうです。あの時と全く逆の立場になっている漆間と千光寺。 千光寺は、自分は至極に言われて仕方なくイジメをしていたんだと主張してきました。

漆間は千光寺に本心を吐かせるために、野菜の皮むきなどで使用するピーラーで彼の体の表皮を削り、むき出しになった神経に改造エアガンを打ち込み始めます！すると千光寺は悶え苦しみながらも、"本当は漆間が苦しむ姿をもっと見たかった！"と笑い出しました。

漆間は千光寺の残虐な本質を確認すると、彼の命を奪うのでした……。

今回漆間が使ったピーラーを使用しての拷問は、漆間の祖父が戦時中に所属していた「北山部隊」の拷問方法だったそうです。よくそんな悍ましいこと考え着くなぁ……と身震いしてしまいました。イジメの内容もえげつないのですが、復讐の内容もまた目を覆いたくなるほどえげつないですね。漆間の最初の復讐は完了しましたが、どうやら警察も動き出したようです。

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千光寺の行方不明を受けて警察も動き出す

千光寺への復讐を果たした漆間が次に復讐のターゲットにしたのは、チンピラたちのボスと化している右代 祐牙（うしろ ゆうが）でした。彼は高校生という年ですでに麻薬の売買や売春斡旋など、悪い仕事に一通り手を染めています。

一方で、千光寺の事件を受けて刑事も動き出していました。中でも安西刑事は容疑者として漆間をすでに疑っており、直接事情聴取にやってきます。しかし警察が動くのは漆間も想定内でした。漆間は今後も証拠を一切残さない方針で、復讐を何とかやり切るつもりのようです。

一方で右代がそんな札付きの大悪党であることを知らない千鶴は、なぜか右代の仕事を手伝うことになっていて……！？

学生が行方不明になったとあっては、当然警察も動き出しますよね。どうやら死体の処理に関しては祖父がかなり手を貸してくれているみたいです。
次のターゲットは売春の斡旋をしている右代ですが、早々に千鶴が危険な状況に陥っていますね～。ドジッ子ヒロインキャラに漆間が振り回される予感ですが、果たして次はどのような戦いになるのでしょうか。

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次のターゲットは女性を「穴」としか思わない最低男、右代悠牙

親友のミキのバイトを手伝うために千鶴が連れてこられた場所は……なんと右代の売春斡旋所でした。ミキは右代に心底惚れこんでおり、彼を喜ばせたいがあまり千鶴を働き手として連れてきてしまったようです。

右代は最低最悪な男でしたが、女たちを商品として丁重に扱う心構えはある様子。働いている女性たちは、そんな彼の姿に騙されて惚れこんでしまっているという現状でした。

そんな右代が足しげく通うある場所がありました。そこは、恋人の香蓮を拉致監禁しているマンションの一室。 右代は学校では「彼女が行方不明になって可哀想な好青年」でしたが、本当は「彼女を拉致監禁して肉便器にしている最低男」だったのです。

右代はもともと不良でしたが、なぜか一度更生しているようです。学校での評判は「イケメンでいい奴で成績もいい」というまさに優等生でした。悠牙の突然の更生には何か理由があったのでしょうか。彼の彼女であるはずの香蓮は「殺してほしい」と悠牙に懇願するほど精神的ダメージを受けている模様です。ここに至るまでの経緯もものすごく気になります。

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奴隷状態の香蓮と右代の性行為を目撃してしまう千鶴

香蓮に対して、異常なまでの独占欲と執着心を抱いている右代。彼は香蓮をマンションの一室に拉致監禁して、まるで性奴隷のように扱っていました。

鎖に繋がれ裸で強制的に奉仕させられる香蓮と、彼女の体を貪る右代。ある晩、偶然にも窓の外からその光景を千鶴が目撃してしまい……。

千鶴はすぐさまその場から逃げだし、売春斡旋所の男たちに、今すぐ仕事をやめたいと申し出ます。しかしそこへ千鶴を追ってきた右代がやってきて……。

右代は千鶴を別室へ呼び出すと、目撃者である千鶴を始末するためにナイフを取り出してきました。 千鶴は首元にナイフを当てがわれ口を塞がれ、助けを呼ぶこともできずに恐怖に涙を流します。

これまでにない千鶴のピンチです！まさに絶体絶命！えげつないシーンを平然と出してくる作品なので、ここでヒロインの命が奪われるという展開も無きにしも非ずなのが怖いですね。さすがにここに漆間は来れないと思いますが、千鶴はこのピンチをどう脱出するのでしょうか。というかバイト先が売春斡旋所だってわかった時点で何も言わずに逃げ出すべきだったのに……どこか抜けてるヒロインですよね。

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一旦は危機を脱するも、初指名が入ってしまう千鶴

千鶴の首にナイフをあてがい、生かしておくわけにはいかないと告げる右代。 もうダメかと思われた瞬間、突然扉が開いて仲間の一人が千鶴に初指名が入ったと知らせにやってきます。

間一髪のところで危機を免れたものの、初指名の仕事の後にもう一度話し合おうと右代に告げられ、未だにピンチを脱せたわけではありませんでした。

初めての売りの仕事へ向かう千鶴。売春なんて死んでもやりたくありませんが、今逃げれば自分のみならず友人のミキの命も危険に晒されてしまうため、従うほかありません。

指定されたホテルの部屋へ向かう千鶴ですが、部屋の中で待っていた男性は、まさかの人物でした。 なんとホテルの一室で千鶴を待っていたのは、漆間だったのです……！

いやいやなぜ漆間が千鶴を指名！？全く展開がわかりません！しかしどうやら漆間は千鶴を助けるために彼女を指名したみたいですね～。おそらく右代がやっている売春斡旋所の情報を調べているうちに千鶴が嬢として働いているのを発見したのでしょう。これは千鶴と漆間が急接近するチャンスかもしれませんね！千鶴がんばれ！

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千光寺を殺った犯人が漆間だとバレてしまう

売春の初指名を受けてホテルの一室へ向かう千鶴ですが、中で待っていたのはまさかの漆間でした。どうやら漆間は右代の売春斡旋所を調べているうちに、千鶴が嬢として登録されているのを発見し、彼女から右代の情報を聞き出すために指名してきたようです。

しかし千鶴は、自分は漆間のことが好きだからこれ以上危ないことに足を突っ込んでほしくないと言い出します。

漆間は申し訳なさそうに微笑みながら、あと4人殺さなければいけない人間がいるのだと打ち明け、千鶴の気持ちをやんわりと断ります。

実は千鶴が持たされていたバッグには盗聴器が仕込まれており、右代がこの会話を全て聞いていて……！？

盗聴した会話の内容から、右代は千光寺の行方不明に漆間が関与していることを知ってしまいます。早々にイジメっ子サイドに漆間の復讐の企てがバレてしまう展開になってしまったわけですが、これは漆間にとって大きな誤算になるのではないでしょうか。イジメっ子たちも漆間を返り討ちにすべく策を講じてくることでしょう。

右代戦では今まで以上の苦戦を強いられる予感です！

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右代の切り札、雁野という名の大男が千鶴を狙う

盗聴によって漆間の企てを事前に知った右代。彼はチンピラたちを集めて、対漆間の策を講じます。

右代が切り札として用意したのは雁野（がんの）という名の大男でした。彼はまともな神経をしておらず、女だろうと構わずに顔面パンチを喰らわせるような狂った男です。 右代は雁野に、千鶴を拉致するように命じます。

千鶴はホテルに一人残されていました。するとそこへ清掃スタッフがやってきます。しかし通常は在室中の部屋に清掃なんて来ないはず。千鶴はあからさまにドアの向こうの相手を疑います。

しかしなぜか鍵が外から開けられてしまい、現れたのは例の雁野という大男で……！？

雁野は明らかに異常者です。カップルを突然襲って男をボコボコにし、女をその場で強姦し、さらにそれを「合意セックス」だと言うような頭のネジが外れた男。知恵が足りない分どうやら右代には犬のように忠実で、また右代も彼の扱い方をよく心得ているようです。雁野は千鶴を拉致する際に彼女を犯そうとしている様子……これは千鶴の大ピンチです！

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「合意セックス」に異常なほど固執する雁野

大男の雁野は、千鶴と合意で事に及ぼうと迫ってきました。

身の危険を感じた千鶴は、雁野にシーツを被せて必死にバスルームへ身を隠します。雁野は部屋の中をめちゃくちゃに荒らしながら、千鶴のことを探し始めています。

その最中、雁野は中二の頃の初恋について語りだしました。雁野はある女生徒に恋をしますが、彼女には他に好きな子がいて合意を得ることができず、雁野は強姦に至ります。そして事後、「何だかムカついた」という理由で雁野は女生徒を刺してしまったのです。

そんな狂った男にバスルームをこじ開けられて犯されかける千鶴。しかしそこへ、ヘルメットを被った漆間が参上して……！？

合意セックスを迫る雁野の顔がクリーチャーすぎて怖すぎました。合意を迫られた千鶴は青ざめた表情で「しない」と言いかけるのですが、言い掛けただけでブチギレの雁野は千鶴の首を思い切り締めて顔面パンチを喰らわせようとしてきます……。めちゃくちゃすぎる大男に、漆間はどう向かっていくつもりなのでしょうか。そしてなぜヘルメットを被っているのか……。

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狂人で強靭すぎる強敵・雁野

ヘルメットを被り、自らを「バイクマン」だと名乗る漆間。図体は大きく脳みその小さい雁野は、反射的に漆間に殴りかかろうとしますが、カウンターを喰らってしまいます。しかし対格差があり過ぎて、漆間の打撃はいまいち効果が薄い模様。

そこで漆間が取り出したのは、ボールペンでした。漆間はボールペンで雁野の腹部を深く差しますが、雁野は怒りで痛みを感じない状態になっているらしくまったく歯が立ちません。逆に顔面に拳をくらい、ヘルメットを粉々にされてしまう漆間。

追い詰められた漆間は、祖父のある技を思い出します。その技は「抜き」と呼ばれる技でした。猛獣と化した雁野を前に、漆間は冷静に「ある技」の構えを取ります。

漆間が繰り出そうとしている技とは一体何なんでしょうか！？なんだか手刀のような構えをとっていましたが、そもそも素手でこの大男を打倒すのには無理があるんじゃないかなと思ってしまいます……。まずヘルメットをかぶっていなかったら漆間の顔面はとっくにグチャグチャにされていたことでしょうしね。「抜き」という響きからして関節技のような気がしますが、果たして漆間の切り札とは一体！

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漆間の関節技が炸裂！さらに千鶴が漆間にキスを……！？

怒り任せに襲い掛かってくる大男・雁野！漆間は祖父から教わった、「抜き」という技で対抗しようとします。「抜き」とはすなわち、意図的な脱臼です！いくら強靭な筋肉があろうとも、関節を外されたら人は拳を振り上げるどころか腕をあげることすらままならなくなります。

漆間はカウンター形式で、雁野に「抜き」を仕掛けました！攻撃は見事にヒット！腕が上がらなくなり、雁野は喚き散らしながら慌て始めます。泣き叫びながら雁野は千鶴に"コレ直してくれよぉお！"と襲い掛かりました。そこで千鶴のビンタが炸裂します。

漆間は雁野を縛り上げてバスルームに放置。自分はすぐに右代のもとへ向かうと言い出します。ところが千鶴はそんな彼に、突然キスをして……！？

千鶴が突然のキスです！果たしてその口付けの意味とは……！？これはやっぱり「漆間くんのことが好きだから危険な右代のところに行ってほしくないよ」ということなんでしょうか。それにしてもこのタイミングでキスできるなんて、千鶴って結構天然ですよね。右代のバイトを抜け出すタイミングもたくさんあったのに結局言いなりになっていましたし。

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