十字架のろくにん・第69話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜ マガポケ

「マガポケ」に掲載されている「十字架のろくにん」第69話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

拷問の末に覚醒する会員たち？

革命倶楽部の「工場」と呼ばれる場所に拘束されている男性の名前は中村 まさし。もともとは革命倶楽部の会員ですが、倶楽部のセミナーの際に、資金を横領しようとした盗人として捉えられていました。

倶楽部の幹部らしきメンバーたちは、彼を「革命」すると言い出します。すると眼鏡の冷徹そうな男・安堂は、中村に対して繰り返し水攻めの拷問を施してきました。

何度も何度も疑似的な溺死体験を強制的に繰り返させられた中村は、しだいに静かになっていきます。そうして中村が目覚めた瞬間、彼の精神はガラリと変わっていました。気が狂ったように目を見開き、拷問をしてきた安堂に対して心からの感謝を述べます。

革命戦士とは

安堂たちは仕上がった中村を見て“新たな革命戦士の誕生”というニュアンスの言葉を発していました。どうやらこの革命倶楽部では、会員たちを何らかの方法で肉体的・精神的に極限まで追い詰め、精神性を変えてしまう（革命戦士化する）ことを1つの目的にしているようです。

「工場」の役割

そのために利用されるのがこの「工場」と呼ばれる場所です。一般人を革命戦士に加工するという意味合いも含めて「工場」という名前がついているのでしょうが、要するにこの場所は拷問部屋として使われているようです。そんな拷問部屋が住宅街の何の変哲もないアパートの一室に設けられているところに、狂気を感じます。

革命倶楽部の研究者

革命倶楽部の研究者とは、いわば至極 京の側近のような存在であると思われます。今回、中村に拷問を行ったのは安堂という名の眼鏡の男性です。どうやら彼が拷問において一番知識が深い模様でした。そんな安堂の現在のターゲットは「ウルマ」なのだそう。もしかしたら彼は漆間の監視役についているのかもしれません。

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至極の側近を全員倒しても、またすぐに彼を取り囲む側近が湧いてきてしまいます。しかも今回はただの高校生の不良というわけではなく、大人が相手になりそうです。

大人をも魅了してしまう至極のカリスマ性に脱帽ですが、倶楽部のメンバーは至極の一体何に惹かれて彼を崇拝しているのでしょうか。

読者側からすると至極はただのサイコパスないじめっ子です。何一ついい点なんて見受けられません。むしろ「簡単に仲間を裏切る」「他人を捨て駒としか思っていない」「人を傷つけることに罪悪感がない」と、褒められない点ばかりが目立ちます。至極の人間性について、もっと詳しく知りたくなってきてしまいました。