十字架のろくにん・第168話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜マガポケ

「マガポケ」に掲載されている「十字架のろくにん」第168話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

漆間と至極の決着の場が整えられていく

花岡は百木によって鎖で拘束され、あらゆる道具を使って長時間、身体を弄ばれていました。同性愛者の百木は、こうして女性の身体をいたぶることが趣味の1つのようです。

一方、テレビでは大々的に、革命倶楽部の会員による犯罪が報道され続けています。

革命倶楽部会員による強盗・殺人・暴行といった事件が橋田市を中心にドーナツ型に横行し、その橋田市内で漆間と至極の戦いが繰り広げられている状況から察するに、さしずめ革命倶楽部会員は警察の手を阻むための当て馬のような存在にしか思えません。

要するに、至極は、国や警察に邪魔されることなく、橋田市内で漆間との戦いをじっくり楽しみたいということなのでしょう。

ここで新キャラクターが登場。おそらくこの人物が、次の漆間の対戦相手に間違いありません。その男は、暗殺特化秘密部隊「北山部隊」の元隊員。つまり、漆間の祖父の同期です。これは熱すぎる展開ですね。

雁野ブームに終止符

前話では、過去の強敵である“同意の雁野”が予想外にも漆間に味方をし、読者の間では空前の雁野ブームが巻き起こりました。しかし、今話ではそんな雁野があっさり戦いから退場させられることになります。盛り上がっていた読者たちもこの展開には思わずテンションだだ下がりだったことでしょうね……。ちなみに雁野を仕留めたのは、元北山部隊の部 十太郎という名の“老人”でした。

元北山部隊の木部 十太郎（きべ じゅうたろう）

十太郎は齢10歳にして殺人願望が強い危険思想の持ち主でした。犬畜生の命を奪うことだけに飽き足らず、いつしか人を殺めたいと願い続けていた十太郎にとって、戦争で好きなだけ人を殺めることができた暗殺特化部隊の北山部隊は、まさに天職だったのです。

次の対戦相手は十太郎！？

これまでに十太郎が奪った人の命の数は、実に450人を超えていました。殺しに生と喜びを感じる十太郎の残虐性は、年老いた今も健在のようです。十太郎は巨漢の雁野の命をあっさりと奪います。今度はこんな危険な老人が漆間の対戦相手……しかも漆間の祖父の元同期。色々と漆間にとっても辛い戦いになりそうですね。

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安西刑事と太田刑事は、暴動が橋田氏を中心にドーナツ状に起こっていることから、至極が橋田市にいると推察しました。警察も大々的に動きそうな気配がします。

これまで世間を味方につけてきた至極も、今回ばかりは堂々と国や警察に対立するつもりの様子。これまで築き上げた名声や信頼を全て捨ててまで、至極は漆間と決着に臨みます。

むしろ漆間とじっくり決着をつけたいがために、革命倶楽部をここまで大きくしていたという可能性の方が高いです。

警察も動き始めはしましたが、革命倶楽部の暴徒たちに阻まれて、至極や漆間の戦闘エリアに到着するのはだいぶ遅れることでしょう。

漆間の味方は今のところ戦闘能力0の川奈と手負いの北見だけです。しかし、ここで思わぬ見方が漆間の危機を察知して、秘密裏に現場に到着します！また、革命倶楽部の合宿中に漆間に惚れて、現在は百木によって弄ばれている花岡も、騒動の中心に漆間がいることに気が付いたようです。うまくすれば花岡も漆間が有利になるように動いてくれるかもしれませんね。