十字架のろくにん・ 第1巻1話～4話のネタバレと感想｜マガポケ

「マガポケ」に掲載されている「十字架のろくにん」第1話、2話、3話、4話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

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ドが過ぎた犯罪級のイジメに驚愕！

漆間 俊（うるま しゅん）12歳。彼は壮絶なイジメに遭っていました。
イジメの主犯格は至極 京（しごく きょう）という名の同級生。
漆間は至極をはじめとした5人の同級生から、毎日毎日、理由もわからずにイジメを受けていました。

至極はなぜか漆間のことを、「実験体A」と呼んでいました––––––。 至極が漆間をイジメる理由……それは、人間を追い詰め自殺に追い込むという私的な実験のためでした。漆間は不幸にもそのターゲットにされてしまったのです。

イジメによって荒んだ漆間の心をリカバリーしてくれるのは、弟・翔の笑顔でした。
屈託のない笑顔を向けて自分を慕う弟の存在は、漆間にとってたった一つの心の救いです。

しかし至極の真の手は、漆間本人のみならずその家族たちにまで忍び寄ります。

至極は漆間の両親とその弟が乗る車を山中で事故に遭わせて、間接的に殺害。
辛うじて生き残った翔の頭を石で何度も殴打し、仕舞いには車に火を放ったのです。

脳へのダメージと全身やけどを負った翔は、それから昏睡状態に。

自分から家族を奪った至極に復讐するべく、漆間は立ち上がります。
彼は特別部隊で人の殺し方を叩きこまれた祖父を師とし、至極に復讐を果たすべく反撃の狼煙を上げるのでした。

第一話目からすでに目を疑うようなストーリーでした……。
主人公の不遇さはもちろんなのですが、それよりも至極という男の凶悪さが本当にヤバかったです。
弟・翔を襲うシーンは目を覆いたくなるほど胸が痛みました。

果たして漆間は至極への復讐を果たせるのでしょうか！
彼の孤独な闘いがたった今始まります！

復讐のための牙を研ぎ、洗練させ、そして隠す漆間……。

高校生になった漆間。
彼は高校でもイジメを受けていました。
漆間に手を出しているのは、久我 大地（くが だいち）という大柄な生徒。
彼は漆間が小学生の頃至極によるイジメに加担してきた、いわば至極の腰ぎんちゃくです。

ある時、イジメの現場を偶然にも東 千鶴（あづま ちづる）という生徒が目撃し、教師に告げ口しようとします。 しかし漆間は、教師に告げ口するなんてイジメてくる本人よりも迷惑だと千鶴のことを拒絶。

そんな中、千鶴が下校途中に不審者に襲われてしまい……！？
もうダメかと思われた瞬間、彼女を救いにやってきたのは、イジメられてもやり返すことができないひ弱なはずの漆間でした。

なんと彼は大柄な男をたった一発の蹴りで倒してしまったのです！

千鶴は漆間が実は驚くほどの強さを隠し持っていることに気が付くのでした。

漆間が拳を振るう相手は小学生時代のイジメの主犯格である至極たちに対してのみ……ということでしょうか。
強さを悪戯にひけらかさない漆間…日常の理不尽に耐えながらも静かに闘志を燃やし続けている彼からは、なんだか「怒り」「憎しみ」「嘆き」などがぐちゃぐちゃに煮詰まったような複雑すぎる感情を感じます。

加害者に懺悔の心なんて産まれない―――。

漆間は、小学生の頃に自分を虐めた5人全員に復讐を果たすつもりでいました。
最初のターゲットをお坊ちゃまでイケすかない奴だった、千光寺 克美（せんこうじ かつみ）に絞った漆間。

しかし克美は漆間の予想に反して今までのことを反省していると言い、漆間に土下座までしてきます。
"もしかして克美は本当に改心して自分の行いを悔いているのではないか？"と戸惑う漆間。

しかし克美が後悔していたのは、今まで漆間を殺さなかった自分に対してでした。
彼は漆間を騙して人気のない小屋に拉致。
それに千鶴までもが巻き込まれてしまい……。

イジメっこ5人はそれぞれが悪意の塊のような性格をしています。
存在そのものがまるで悪魔か災厄のようです。

イジメをするような人間が、そんなに簡単に改心するわけないですよね……。
漆間は復讐の鬼と化したはずですが心のどこかにまだ優しさを捨てきれていない様子です。
ですが克己が思った通りのクズ野郎のままであることを知った漆間は、これで心置きなく反撃できるはず！
果たして漆間の最初の復讐は…うまくいくのでしょうか！？

漆間がついに最初の復讐を果たす！？

姑息な克美の罠にはまってしまった漆間と千鶴。
拘束された2人は、身動きをとることができません。

克美は、そんな2人の前にネイルガンと愛猫を見せてきます。
なんと彼は、可愛がっていたはずの猫をネイルガンで打ち殺し始めて……！？

愛着が沸き始めた生き物を自分で手にかける瞬間の背徳感がたまらなく好きだととんでもなくサイコパスな発言をする克美。

それを聞いた漆間は、やはりこの5人に改心の文字はあり得ないのだと確信します。
留まることを知らない彼らの悪意に怒りと憎しみを燃やす漆間。

克美は今度は漆間目掛けてネイルガンを発射！
しかし漆間はまったく動じる気配がなく、むしろ克美の隙をついて彼を取り押さえてしまいました！

気付いたときには克美は別の場所に移されていました。
あたり一面何もない部屋に、両手を鎖で拘束される克美。

見れば目の前には漆間の姿が……。
彼は憎悪のこもった声で、克美にお前が一人目だと告げます……。

形勢逆転の漆間…！ついに一人目への復讐を成すチャンスが巡ってきました！
ですが「復讐」と言っても漆間は具体的に克美をどうするつもりなのでしょうか。 そのあたりも含めて続きが気になりすぎます！

ここまで胸ヤケするほどの鬱展開でしたので、次こそはスカッと晴れるような展開を期待します！

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