十字架のろくにん・第203話のあらすじ（ネタバレあり）考察と感想｜マガポケ

「マガポケ」に掲載されている「十字架のろくにん」第203話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

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花岡死す！それでもゲームは終わらない

花岡は失血死により命を奪われました。失血死に対してイメージ的に眠るような死を想像していたであろう花岡でしたが、実際には悶絶して大きな苦痛と恐怖を伴う最悪の最後を迎えてしまいます。

激怒し、絶望した漆間。いよいよ自分の命を差し出す代わりに女性たちを助けてほしいととまで言い始めます。復讐とはどこへいったのやら……今まで多くの人間の命を犠牲にしてまで何が何でも復讐だけは成し遂げるという漆間の信念は、完全に折れているように思えます。無論、至極が漆間の願いを聞切れるはずはありませんでした。

八方塞で手も足も出ない漆間。ラストステージを迎えてからというもの、漆間の屈強な精神と肉体には大きな変化が訪れているように思えました。やはり至極との再会が漆間の精神に与える影響が大きすぎるのでしょうか。

そして花岡が息絶えた後も勝手にゲームは進行している様子。1人だけ犠牲者を選べばいいというルールは完全に嘘っぱちでしたね。やはり女性陣全員が犠牲になるまで、ゲームは終わらないようです。

漆間の弱体化が激しい！

漆間がなぜ黙ってゲームの進行に従っているのかについてですが、壇上にいる至極を直接的に攻撃しようにも分厚いアクリル板によってそれを阻まれている状況だからです。ただし、手下の百木はアクリル板の外にいるんですよね。まずは百木を狙って彼女がもっているショットガンを奪い、至極のいるアクリル板を破壊することはできないのでしょうか？少し前の漆間ならそういった作戦を瞬時に思いついていたのに、なぜか今の漆間は行動性にいまいち欠けます。漆間はすでにメンタルブレイク状態なのでしょうか？

結局、京は何がしたいのか

おそらく京の目的は、この場にいる女性全員の命を無惨な方法で奪った上で、漆間が自害を選ぶことを望んでいるのでしょう。あまりにも悪趣味すぎますよね。当初は至極が「漆間を自死に追い込むことで乾きのない完璧な殺人の達成を目指している」とされていましたが、そうなる前にほぼ直接的に多くの人間の命を奪っていることについて、至極本人はどう考えているのでしょうか。

信者はなぜ京を妄信しているのか

今回は革命倶楽部の信者の中からも犠牲者がでました。しかも命を奪われた理由は「至極が静粛を求めたシーンで咳をしてしまったから」という理不尽すぎる理由です。なぜこんなにも理不尽かつ残虐行為を繰り返し行う京に、これほど多くの信者が集っているのかも謎に包まれています。現在の至極の一番の部下である百木は人の思考を操作する脳力を持っているため、もしかしたら信者全員が百木によって洗脳されている可能性もありますね。

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話の展開があまりにもスローペースすぎて引き延ばしている感が否めませんが、同時に至極との決着がつかないでほしいという気持ちも湧いてきてしまいます。

ただ、読者の多くが思っているのが最近の漆間の弱体化ぶりがひどいことでしょう。何もできずに手をこまねいているだけの漆間なんて誰も見たくはありませんよね。

犠牲者のうち東や川奈といった漆間にとって絶対に死んでは欲しくない人物が命を落とした瞬間、漆間が覚醒してくれることを祈るばかりです。