コータロー君は嘘つき・第47話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想｜マンガMee

「マンガMee」に掲載されている「コータロー君は嘘つき」第47話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

真香をとりまく事情は予想以上に深刻だった

コータロー君とみのりの初々しいエピソードから一転。今回は啓司と真香にスポットが当てられます。

啓司が夏風邪を引いてダウンしました。真香はお見舞いに来ますが、啓司の部屋でひとしきりお菓子を食べて帰ってしまいます。お見舞いとは一体……？突っ込まずにはいられない状況です。

その後は真香による回想シーンにはいります。内容は主に、啓司に対する真香の恋心や嫉妬心などについてなのですが、予想以上に真香の状況が切羽詰まっていることが明らかになります。

実はは真香、今までことごとく啓司と誰かが付き合うことをさりげなく妨害してきました。時には啓司の気持ちも考えずに強硬な手段をとったこともあったほどです。

啓司が傷付いていると初めて理解できたのは、啓司が女の子に告白するシーンを、真香がダイレクトに妨害した時でした。そのとき真香は初めて、啓司から直接敵に拒絶反応を示されたのです。

どうやらそのころから、真香の思考回路は若干おかしくなり始めていたらしく……？

膨らんでいく独占欲

テレパスの能力のせいで、啓司やその周りの人間の思考がわかってしまう分、真香はどんどん許容範囲が狭くなり、嫉妬や怒りといった負の感情を抱きやすくなっていったのです。

また、啓司の行動だけではなく、彼の思考もすべて自分の思い通りにならないことに、真香はイラ立ちを感じ始めるようになっていきます。

これはまさに、真香がテレパスの操作の力の片鱗に触れている状況といっても過言ではありません。

操作の能力

このままいけば、真香が操作の能力を解放してしまう可能性があります。テレパスの能力が向上するということは、それだけ脳の寿命が縮むことを意味しているため、非常に危険な状況です。

あれほど操作の能力に嫌悪感を示していた真香が、実はとっくの前から操作の能力に片足を突っ込んでいたなんて、意外な展開でした。

精神的な不安定要素がテレパスの能力を向上させる？

今のところコータロー君の考えでは、テレパスは20歳を迎える頃、脳の形勢の完成と同時にテレパスの能力の上昇がピークに達し、死に至ると推察されています。

脳の成長が何をもってして段階的に上がっていくのか？という点において、もしかしたらその大きな要素となるのは「テレパスの心の成長」が挙げられるのではないでしょうか。

ハルキくんの時は恵まれない家庭環境による「不安」、コータロー君はみのりを助けたいと願った「焦燥」、真香のときは啓司を自分のものにできない「嫉妬」と、いずれも負の感情が大きくなったときに、操作の能力が解放されている気がします。

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今回は真香の心情がメインのお話でした。

真香の状況が予想以上に切羽詰まった状況であり、操作の能力に目覚める間際であることが感じさせられる展開で、見ているこちらも漠然とした焦燥感に駆られてしまいました。

真香が啓司を好きすぎるがあまり、直接的に啓司の恋愛を邪魔していたのも意外なエピソードです。

真香は啓司に思いを寄せつつも、単純に感情表現が苦手なだけで、わりと健気に啓司を愛しているのかと思っていました。

しかし、蓋を開けてみれば、真香の心は常に嫉妬心で満たされています。テレパスの能力が向上する危険性があり、非常に危うい状況であると感じました。

真香の複雑すぎる心境の全貌が気になる方は、ぜひマンガをチェックしてみてください！