コータロー君は嘘つき・第65話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想

「コータロー君は嘘つき」第65話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

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ハルキの目的はテレパスによる世界の支配！

コータローの前に突然現れたテレパスのハルキについて、いくつかわかったことがあります。

「実は家出少年」「母親との関係が良くない」「テレパスが生きやすい未来を作ろうとしている」これだけ見ると、あまりにも無謀すぎて若干ハルキのことが子供っぽく見えてしまいます。

ただ、ハルキがテレパスの生きやすい未来を作ろうとしている理由には、考えさせられるものがありました。

母親との関係が芳しくないハルキですが、実は母親から虐待をされたことも暴言を吐かれたことも一度もないと言うのです。

しかし代わりに、ハルキが物心ついた頃から、母親はハルキの命を奪う妄想を何度も何度も繰り返してきたのだとか。テレパスであるハルキは、母親がそれを実行しなくても口に出さなくても、思考を読むことで感じ取ってしまっていたのです。

実際に母親から何かされたわけでもない。そのため誰かに相談するわけにもいかず。行き場のない恐怖と不安を抱えたまま、ハルキは青年になってしまったのでした。

ハルキが目指す未来は具体的にどんな世界なのか？

ハルキの思想は皆まで語られていませんが、おそらく、「暴力的なことを妄想することすら悪」といった感じに、人類の思想改革を行いたいのではないかと考えられます。あまりにも壮大過ぎて不可能に感じてしまう目標ですね。計画に現実味がなさすぎるため、やはりどうしてもハルキの行動が無謀に思えてしまいます。

地に足がついていない

思想や目標は高い割に、実際の現在のハルキは家出少年という身で、地に足もついていない状況です。そして回想シーンでは、コータローとの出会いの後、コータローの家の物置に居候を始めてしまいます。ハルキが世界を支配する未来なんて、実現したとしても、何十年後の未来になるのでしょうか。

ハルキに賛同しかねるコータロー

テレパスの知り合いができたこと自体は心の底から嬉しいコータローですが、ハルキが掲げる「世界の支配」という言葉にはどうも賛同しかねるようです。テレパスが生きやすい未来を作るのに「支配は必要なのか」と疑問を抱くコータロー。また、ハルキが安易に他人に操作の能力を多用することも、コータローの中ではひっかかるところがあるようでした。

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回想シーンが続いています。当時は他人を操作することに抵抗感を抱いていたコータローですが、成長したコータローはやむを得ない場合相手に操作の能力を使うことがありますよね。

考え方が変わったのでしょうが、果たしてそれはコータローにとっていいことだったのか悪いことだったのか……今の段階では判断しかねます。

幼少期のコータローのように、善の心を持ったままテレパスが大人になるには、世間の理解のまだまだ足りない気がしてしまいます。

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