コータロー君は嘘つき・第41話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想｜マンガMee

「マンガMee」に掲載されている「コータロー君は嘘つき」第41話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

2人の想い出の違いが切なすぎる

東京観光を満喫中のコータロー君とみのり。

しかし、あまりにも人が多いため、みのりはこんな街中でコータロー君が例のテレパス少年だとバレたらどうしようと不安に襲われてしまいました。

そんな最中、見ず知らずの1人の女性がコータロー君に話しかけてきます。みのりの不安が的中したのか！？と思われましたが、実はこの女性、芸能関係のスカウトで声をかけてきただけでした。

ほっとするみのりですが、その後もコータロー君はいたるところでスカウトマンから声をかけられます。改めてコータロー君がカッコ良くて目立つ男の子であることを認識するみのりです。

周囲の目線が気になるみのりですが、コータロー君はそんな視線を全く気にする様子もなく、みのりとのデートを楽しもうとします。

生きているうちに実りと想い出を作りたい

コータロー君が周囲を気にせずに、とにかくみのりとのデートを楽しもうとしているのは、もしかしたら生きているうちにみのりとの想い出を残したいと内心では焦っているからなのかもしれません。やはりコータロー君は、テレパスの自分は20歳までに死に至るだろうと考えているようです。

始めて出会った場所

デート中の会話で、コータロー君とみのりが初めて出会った場所についての話題になります。みのりは過去の記憶がないため、コータロー君と出会ったのは高校の下駄箱だと思い込んでいました。しかし実際に2人が出会ったのは高校生になるずっと前の幼少期。迷子になったみのりをコータロー君が助けたことで、2人は仲良くなってひと夏の間ずっと一緒に遊んでいたのです。しかし、そのころの記憶はコータロー君にしかありません。みのりの話を聞きながら、コータロー君はその頃の想い出を一瞬思い起こすも、そっと蓋を閉じるように瞳を閉じていました。最高に切ないシーンです。

両親からの愛はコータロー君にとって重荷だった？

過去、コータロー君にテレパス仲間を見つけようと思い立った両親は、メディアでコータロー君のことを晒すことを決意しました。しかし、それがきっかけでコータロー君と両親は肩身の狭い生活を強いられるようになったのです。しだいに両親は、コータロー君を周りに受け入れてもらうことを諦め、隠れて生きるように諭しだします。コータロー君が晒されないように極力写真に写ることを避けさせていたのも、その一環です。コータロー君にとって矛盾した両親の行動は、戸惑いの1つでもあったようでした。

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スカウトマンに声をかけられても全く動じないコータロー君。もしかしたら声をかけられるのには慣れているのかもしれませんね。

人混みの中ですが、テレパスのコータロー君的にはツラくはないのでしょうか。これだけ人がたくさんいる中で、みのりにだけ集中することができているのは、コータロー君のテレパスの能力が向上して制御がきいているからなのかもしれません。

ただ、テレパスの能力の向上はコータロー君の命の残量とも比例しているので、全く喜べない現象ではあります。