コータロー君は嘘つき ・第80話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想｜マンガMee

「マンガMee」に掲載されている「コータロー君は嘘つき」第80話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

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コータロー君の両親登場！

元旦、コータロー君の家に遊びに来たみのり。ここでみのりは、コータロー君の両親に挨拶することになりました。

夏休み中にコータロー君が話していた両親のイメージとは、だいぶかけ離れていたことに違和感を感じました。コータローくんの両親は、気さくでとても話しやすい人たちだったのです。

読者視点から見ても、コータロー君の両親が、「子供を愛することを強要されている可哀想な親」には到底思えません。どうやらそれはみのりも同じ様子。

もしかしたら現在のコータロー君は、死に間際のハルキ君のように、一種の被害妄想に陥っているのではないでしょうか？

テレパスは脳の障害の重症度が増していくと、被害妄想に陥るようになっていく可能性がでてきました。

また、それ以外にもコータロー君には最近、亡くなったはずのハルキ君が幻覚としてよく登場しています。

明らかに異常をきたし始めているコータロー君の脳です。

みのりとの関係が進展していく微笑ましい展開の一方で、コータロー君が自らの命を諦めていたり、まわりに対して卑屈な考えを持ち始めていることが感じ取られ、テレパスの重症度が明らかに増している様子が伺る複雑な気持ちになる回でした。

コータロー君の両親は純粋に子供が心配なだけ？

やや過保護なところはあるかもしれませんが、コータロー君の両親はとうてい悪い人には思えませんでした。

父親はコータロー君が精密検査を受けないことを心配していましたが、強くは検査を強要しないようです。

それなのに、父親に対して疑心を抱き続けるコータロー君。コータロー君はテレパスなので父親の心が読めているはずです。

ということは、父親はいい親ぶっているだけで、内心ではやはりコータロー君が思っている通り、邪な気持ちも抱いているのでしょうか？もしそうならかなりの役者だなと思いました。

コータロー君を検査にかけ続ける理由は？

テレパスの重症度を確かめるためはもちろんのことでしょうが、コータロー君の指摘通りなら、父親はテレパスに関するデータを集めたくてコータロー君を通院させているということになってしまいます。

気さくで息子想いに見えたコータロー君の父親ですが、単身赴任中ということもあり、父親に関してはわかっていない部分も数多くあるのでいい人なのか悪い人なのか、正直判断材料が少なすぎます。

ただ、コータロー君の両親は、時折ちょっと怖い表情をすることがあるんですよね……。そのあたりがなんだか意味深でした。

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結局、コータロー君の両親っていい人なの？悪い人なの？という疑問が残りました。

子供のことを愛していないわけはありませんが、テレパスという特殊事情から子供を守るために、常識を逸脱してしまっているという可能性は十分考えられます。

ただ、コータロー君が警戒しているほどの異常な人たちには到底思えませんでした。猫をかぶっているだけなのでしょうか？

コータロー君も、内心では両親のことをどう思っているのかよくわかりません。両親に対して壁を作っているんは、ハルキ君のように被害妄想に陥っているだけの可能性もあります。