コータロー君は嘘つき・第83話のあらすじ（ネタバレあり）｜マンガMee

「マンガMee」に掲載されている「コータロー君は嘘つき」第83話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

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真香が訪れたのは施設が判明

真香と啓司がとある病院を訪ねています。ここは、コータロー君が通っている脳神経内科の病院です。

そう、真香は、自分のテレパスの状況を調べるために、自ら検査をしにやってきたのでした。啓司を同行させているあたりが、最高に可愛すぎますね。きっと1人じゃ不安だったのでしょう。

もしくは、啓司にテレパスの自分の現状を性格に把握してもらいたいという深層心理があったのかもしれません。

なにせ真香は自分が20歳になる頃にはこの世に生きていられないと思っているのです。それを知らない啓司は、真香との恋愛にはかなりマイペースすぎますから、真香が痺れを切らすのも無理はありません。

しかし、読み進めていくうちに、真香が見据えているのがもっと“先”のことであることが判明します。

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真香が着眼したのは、自分とコータローの能力差

真香とコータロー君は対して年が変わりません。しかし、コータロー君は6歳でテレパスの操作の能力を開花させています。対して真香は、操作の能力について最近知ったくらい無知でした。

要するに、コータロー君と真香では、テレパスの症状の進行具合が大きく異なると言うことです。

真香は、ここからテレパスの症状の進行を遅らせる手掛かりがあるのではないかと睨んだのでした。

院長の小野寺はいい人？

作中の登場人物の多くが、やたら胡散臭いこともあり、最初は脳神経内科の院長の小野寺も、コータロー君をただの研究対象としてしか見ていないのではないかと思っていましたが……どうやら以外にも小野寺はいい先生のようでした。

小野寺は、おそらくテレパスの多くが短命であることを知っていますし、コータロー君の状況についても把握しているに違いありません。せめてコータロー君が最後まで不安にならないように、あくまで医者として彼と向き合っていこうという気持ちが、今回の真香とのやりとりで伝わってきました。

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自らの死をすでに受け入れ始めてしまっているコータロー君と、まだ抗う余力を残している真香がとても対照的でした。

真香が自分の症状の進行を遅らせたくない理由は漠然と若いうちに死にたくないからなのでしょうが、それよりも啓司を残して自分だけが先立つ現実に向き合えないというほうが正しい気がします。

また、コータロー君が先立たれても後味が悪すぎますから、コータロー君の命を救いたいと言う気持ちも少しは原動力になっているのでしょうね。

そんな中、コータロー君の症状は見る見るうちに進んでいきます。果たして真香は、症状を遅らせるヒントを見つけることができるのでしょうか……！？