オークの樹の下・第27話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想｜めちゃコミック

「めちゃコミック」に掲載されている「オークの樹の下」第27話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

リフタンに罰せられるかと思いきや……

城攻めを仕掛けてきた貴族の対応をしてしまったマクシー。自ら危険を冒したマクシーは、リフタンにきつく叱られることになります。

その後、後始末を騎士たちに任せて、マクシーを強引に寝室へ連れて行ったリフタン。これまで父親から虐待を受けて育ってきたマクシーは、きっとこの後、寝室でリフタンに暴力を振るわれるのだと勘違いします。

しかし、リフタンはマクシーのことを怒っていたわけではなく、ただただ心配しているだけでした。マクシーの身体に傷がないか念入りに確認するリフタンです。

マクシーの身体に1つ傷があるたびに、捕虜の首を1つ跳ねると言い出すリフタン。マクシーに対する愛はまるで宝物を扱うような繊細さがあるリフタンですが、自分やマクシーに害をなす相手には相変わらず容赦がありません。

強くて野蛮で頼もしいリフタンが、自分のような弱い女を愛してくれることに、マクシーは何とも言えない感情を抱きます。不思議と涙が流れるマクシーなのでした。

マクシーの涙の理由

リフタンは鎧を脱ぐ時間も惜しい程にマクシーの身体を激しく求めてきました。マクシーは基本的に自分のことを価値のない人間だと考えているため、リフタンに激しく求められることで自分の存在意義を感じることができているのかもしれません。抱かれる最中にマクシーが流した涙には、リフタンに捨てられたくないという恐怖心や、リフタンに対する感謝の気持ちや愛情など、複雑な思いが入り交ざっているのでしょう。

リフタンが勘違いしそう？

リフタンは性格上、マクシーの複雑な気持ちを理解することはできません。そのため、下手をすればマクシーがリフタン愛しさに流した涙を「夫婦の営みに嫌々応じているから泣いた」と勘違いしても不思議ではありません。基本的に物語はマクシー目線で進んでいるので、読者はマクシーの心情をよく理解できるのですが、リフタンからしたらマクシーが何を考えているのかいまいちよく分かっていない様子でした。

捕虜たちの処遇について

リフタンは、捕虜にしたリバドンの貴族をどうするつもりなのでしょうか。もし相手が本当に貴族だったとしたら、今回の件は下手をしたら戦争に発展しかねない重大事件です。もっとも、国政に影響のあるような貴族が今回のように強引に戦いをふっかけてきたのだとしたら、戦争勃発はリバドン王国の意思であるとも捉えられます。ようするに、捉えた貴族は噛ませ犬だった可能性もゼロではありません。

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リバドンの貴族がなぜ城攻めするような形でカリプス城へやってきたのか気になります。もしリバドン王国がカリプス城を攻め落とそうと考えているのだとしたら、重大な事態です。

ただし、現在では戦争を起こさないために各国で協定が結ばれているため、リバドン王国がその協定を自ら破るのだとしたら、リバドン王国はそうせざるを得ない切羽詰まった状況にあると推察できます。