オークの樹の下・第16話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想｜めちゃコミック

「めちゃコミック」に掲載されている「オークの樹の下」第16話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

いよいよ王都へ出立

いよいよリフタンが王都へ出立する日を迎えました。

やはりリフタンの天気の読みは的中しました。雨期とは思えぬほど、空は晴れ渡っています。

出立を惜しむリフタンとマクシー。マクシーはせめて、主人をきちんと見送ろうと、どもりながらも言葉を送ります。リフタンは、誠意をもってその言葉に答えました。

ロドリゴが言うには、リフタンがこうして城を出て「帰ってくる」と明言するのは、これが初めてとのことです。

もしかしたらリフタンはこれまで、自分の城を本当の家のようには思えてなかったのかもしれません。もしくは、自分はいつどこで命を落としてもおかしくないと覚悟を決めて城を出ていたのかも。

しかしその考えは、愛するマクシーが自分の帰りを城で待ってくれていることにより、ガラリと反転した模様で……。

妻を持つ幸せを噛みしめるリフタン

リフタンは傭兵時代から一気に駆け抜けてアナトールの領主となりました。そのためロクにカリプス城に留まったことはありません。マクシーが城にいることで、リフタンも次第に城で過ごす時間が長くなっていき、ようやくカリプス城を我が家だと認識できるようになったのかもしれません。

メイドやロドリゴの言葉はマクシーのプレッシャーに

リフタンがマクシーのおかげで性格が丸くなったのは事実。マクシーを1人残して先立つことはできないと考えているため、リフタンが自分の身を顧みるようになったのも、メイドやロドリゴにとっては嬉しい変化でした。メイドやロドリゴはカリプス城にあらゆる影響をもたらしてくれたマクシーに感謝の気持ちを抱いています。しかしその気持ちは、逆にマクシーのプレッシャーになってしまっているようで……？

期待を裏切ることが怖い マクシーはそこに存在してくれるだけでリフタンやその周りの環境に良い影響をもたらしていました。しかし、当のマクシーにその自覚はありません。自己肯定感が基本的に低いマクシーは、たいして役に立っていない自分が、メイドやロドリゴの期待にこれからも応えていけるのか、不安に感じてしまっているようでした。

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マクシーが魔法を習得することさえできれば、彼女の自信のなさも少しは改善しそうなものです。ただ、ルースが言うには、魔法を習得するのは本来ならば魔法使いの塔に数年籠り切ってやっと習得できるという代物なのだとか。

いくら才能があるとはいえ、マクシーが魔法を習得するのはまだまだ先の話になりそうです。ただ、気持ちばかりが焦ってなかなか自分の魔法が上達しないマクシーは、余計に自己肯定感が低くなりつつあるようなきがしてしまいます……。