オークの樹の下・第53話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想｜めちゃコミック

「めちゃコミック」に掲載されている「オークの樹の下」第53話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

リフタンとマクシーが仲直り！だけど……

震える声で謝罪の言葉を口にするマクシー。リフタンはそんなマクシーの反応がショックで仕方がありません。

最近になってようやくマクシーが笑いかけてくれるようになったというのに、今のマクシーは結婚当初、リフタンのことを怖がってばかりだったマクシーに逆戻りしてしまったように見えるのです。

リフタンは自分の態度や言葉が、どれほどマクシーを傷つけたのかをようやく思い知ります。

おそらくリフタンは、マクシーが魔法を習得することで、危険な目に会うことを恐れているのでしょう。反対にマクシーは、自分が魔法を習得することでリフタンのことを守れるかもしれないと考えています。

お互いがお互いのことを思っての行動。それなのに、双方の気持ちはすれ違ったままです。

しかし、リフタンはここで、二度と魔法習得に関して口を出さないと約束をしてくれます。それはそれで腑に落ちないマクシーは……。

マクシーが震えていた理由

マクシーが震えて怖がっていたのが相当ショックだったらしいリフタン。しかし、マクシーが震えていたのは、リフタンに役立たずだと思われて捨てられる恐怖に対してでした。もちろんマクシーを溺愛しているリフタンがそんなことするはずなんてありません。しかし、未だに自分に自信が持てないマクシーにとっては、リフタンの言葉の一つ一つの意味を深読みしてネガティヴに捉えてしまうようなのです。

魔法について口にすることがなくなったリフタン

その日からというもの、リフタンはマクシーがルースと2人きりで図書館で過ごすことや、魔法の勉強をすることに関して、何一つ口を出さなくなりました。むしろ魔法の話題を避けているようにすら思われるほどです。どう考えても不自然なリフタンの行動に、マクシーも納得がいかない様子でした。やはりリフタンは、極度の魔法嫌いなのでしょうか？

魔法に頼っている割に

そうは言っても、リフタンのカリプス城はルースの防御魔法によって守られています。塔の上からは山の方面に対して魔法による砲撃を可能にするなど、リフタン自身も魔法に頼っている節は多く見受けられました。リフタンが単純な魔法嫌いというわけではなさそうです。なぜ、リフタンはマクシーの魔法習得にあれほど強い拒否反応を示したのでしょうか。

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相変わらず、ルースは真剣にマクシーに魔法を教えてくれています。しかし、魔法原理の勉強ばかりで、マクシーはまだ肝心の魔法自体は1つも習得できていません。マクシーの気持ちが焦るのも無理はないですね。

リフタンは城の防御をルースの魔法に頼っている節もありますので、単純に魔法が嫌いというわけではなさそうです。マクシーが魔法を習得するという点に限定して拒否反応が出ているみたいですね。

やはり、魔法を習得して戦場にマクシーが駆り出されるのを懸念しているのでしょうか？ですがマクシーが出陣に加わるかどうかは、領主であるリフタンのさじ加減一つで決まりそうなものです。そこまで目くじらを立ててマクシーの魔法習得に激昂する理由は1つも見当たりません。

やはり、リフタンの過去には魔法に関する何らかのトラウマがあると考えるのが自然でしょう。