オークの樹の下・第42話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想｜めちゃコミック

「めちゃコミック」に掲載されている「オークの樹の下」第42話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

マクシーが回復術や薬草学を勉強していることを知ったルースは……。

徹夜で負傷者の手当に当たっていたルースがクロイソ城に帰還しました。ルースは、自分が根城にしている図書館にマクシーがいることに驚きます。

机の上に広がっている書物や紙から、ルースはマクシーが回復術の勉強をしていたことを察知しました。ここで、ルースにある下心が浮かびます。

もし、マクシーが回復魔法などの簡単な魔法を覚えてくれれば、城付魔法使いとしての自分の負担を軽減できるかもしれない……ルースはそう考えたのです。

しかもマクシーが書いたメモを見る限り、どうやらマクシーは古代語もある程度は理解できる模様。マクシーは古代語や数学といった、魔法学の基礎となるべき学問に、一通り覚えがあったのです。ルースにとってこれほど好都合なことはありませんでした。

ルースは、マクシーにある1つの提案をしてみせます。

古代語はマクシーにとって苦い記憶が……

ルースは、マクシーが古代語に精通していることを知り、純粋に驚きました。古代語は魔法をたしなむ者ならともかく、一般の令嬢が勉強するような語学ではなかったからです。マクシーが古代語に触れたのは、父親から古代語の詩を無理矢理覚えさせられていた頃でした。その頃のマクシーは父親からムチで叩かれる折檻を受けており、その記憶は今もマクシーの中にトラウマとして残っています。

トラウマを力にしていくマクシー

子供の頃にムチで打たれながら覚えた古代語や、引きこもって本ばかり読んでいたことが幸いして、マクシーは今、クロイソ城において不足している回復魔法の担い手になれる可能性を見出しています。過去のトラウマを今を生きる力に変えていくマクシーは、以前よりも逞しく見えます。

マクシーはやっと自分に価値を見出し始める

今のマクシーはとにかく人の役に立ちたいという気持ちに駆られています。自分のスキルを磨くことで、クロイソ白やリフタンに貢献したいと考えているようです。そう考えるようになったきっかけは、やはりリフタンから多くのものを与えられて、ようやく自分の人生が始まったからだと実感しているからなのでしょう。

実際のマンガを無料で今すぐ読みたい方は電子書籍サイトの無料ポイントを使用するのがおススメ！

マクシーとしては、リフタンが不在中の今、自分が回復魔法や薬草学を学んでおけば、リフタンを驚かせることができると考えているかもしれませんね。最も、魔法学はそんなに短期間で習得できるものではないと思いますが……。

ルースは自分の負担をマクシーが肩代わりしてくれる可能性を見出して、マクシーに熱心に魔法学を教える流れになりそうです。ただ、そんな下心の裏には、マクシーを人として認め、彼女のやる気を後押ししてやりたいという親切心も少しは混ざっていそうです。

何にしても、再びマクシーとルースが図書館で長時間2人きりになるシーンが増えそうです。リフタンの嫉妬が怖いですね～。