オークの樹の下・第55話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜めちゃコミック

「めちゃコミック」に掲載されている「オークの樹の下」第55話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

マクシーは再び乗馬で城の外へ

ルースに促されて外でマナ収集の練習をするマクシー。偶然にも通りかかったリフタンは、メイドも執事も連れずに人気のない場所にたった1人でいるマクシーを見て、不安を露わにします。

ちょっぴりリフタンからお叱りを受けて、マクシーもしょんぼりしている様子。しかし、以前のように怒鳴り散らして怒らないリフタンの様子から察するに、リフタンも相当マクシーの扱いに慣れてきている様子が伺えました。

「外の風に当たりたくて城を出た」というマクシーの言い訳を鵜呑みにしたリフタンは、マクシーを乗馬に誘い、凍った湖へ連れて行ってくれました。

これまでクロイソ城とカリプス城の外を散策したことなんてほとんどなかったマクシーは、外の景色を見て瞳を輝かせていました。その様子を嬉しそうに眺めるリフタン。

仲睦まじい夫婦の姿は、とても微笑ましく映ります。

世界を見てきたリフタン

道中、リフタンはマクシーに対して自分の過去を語りました。リフタンは傭兵団から成りあがり、ドラゴン退治をきっかけに名声を得た領主です。そのため7つの国のうち5つの国をすでに渡っており、様々な世界をみてきました。

外の世界へ興味を示し始めるマクシー

リフタンの話を聞いて、マクシーは外の世界に強く興味を示し始めます。引きこもり令嬢のマクシーが「自分の外の世界を見てみたい」と感じるようになっているのです。これは、マクシーにとって大きな心の成長と言えるでしょう。

いつかは遠征に同行？

「魔法の習得」「外の世界に興味を示す」など、マクシーが徐々の城の外に出ていく未来が示唆される要素が度々でてくるようになりました。いつかはマクシーもリフタンの遠征についていくようになるかもしれません。

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7つの国はかつて争い合っていましたが、休戦協定を結んだことで各地域の混乱は徐々に治まり初めていました。しかし戦争の後始末として、「奪った土地を元の領地へ帰す」ことが問題となり、そこでごねていたのがクロイソ公爵（マクシーの父親）だったのです。

クロイソ公爵を説得するために頻繁にクロイソ城を訪れていたのが、リフタンが率いる騎士団だったのでした。そんなこんなでリフタンと騎士団は、クロイソ公爵に対していいイメージを抱いていないのです。

ここで浮かび上がってくるのは……クロイソ公爵が土地を返還するため「マクシーをリフタンに嫁がせる」という条件を出し、マクシーを厄介払いした可能性があることについてでした。

だとしたらリフタンの騎士団たちが、嫁いだ当初にマクシーの扱いに困っていたことや、やたらと触れないように距離を置いていた不自然な態度にも、納得がいく気がします。