オークの樹の下・第17話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想｜めちゃコミック

「めちゃコミック」に掲載されている「オークの樹の下」第17話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

それぞれの役目

リフタンは愛するマクシーを城に残して、王都へと出立しました。近道をしていくため、道中は魔物をなぎ払いながら強引に進んでいます。

マクシーに会いたい気持ちをかき消すように、リフタンは怒涛の如く進軍し続けました。

一方でマクシーは、リフタンが去ってしまったことと、ここ数日の疲れがたまっていたせいか、2日ほど高熱で寝込んでしまいます。

目が覚めた後も「リフタンの不在中に城の改装工事を手がけなければいけない」「役立たずだと思われたらリフタンに捨てられる」という思い込みで自分を追い詰めていくマクシーです。

しかし、マクシーはこれまで資金繰りについて全く触れてこなかったため、やはりお金の計算が鬼門になっていました。

マクシーが溜息をつきながら帳簿をつけていると、そこに、ある人物が現れます。それは……。

マクシーが商人に騙されていないか心配

マクシーの心情を読んでいると、城の改装工事についてあらゆる箇所に手直しをいれようとしているようですが、たくさん直したらそれだけ人の役に立つわけではないことを、早く誰かマクシーに教えてあげてほしいです。リフタンが破産しないか心配です。

城が華やかである必要はないのでは？

アナトールはもともと捨てられた地域です。そのため財政的にそれほど余裕があるわけではありません。領地民は、子供ですら労働に加わっているほど、いっぱいいっぱいの生活を送っています。城の改装工事もほどほどにして、絞る所は絞って行かないと、逆にマクシーに脳なしのレッテルが張られかねません。

実用主義の城

カリプス城やアナトールの領地は、リフタンが私財をなげうって築いた壁と、ルースによる魔法防御によって幾分か魔物の進行を止めることができています。しかし、その防御がいつ崩れるかもわかりません。城の中を煌びやかにするよりも、領地民の安全を守るために、城の周りの防御にも目をやるのも、マクシーの務めではないでしょうか。

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城の改装をすべてマクシーに任せっきりなのも問題な気がします。舞踏会場についてはまだしも、城の防御については騎士に実情を聞くのが一番ですし、城内の細かい修繕対象については、普段から城の中をくまなく掃除しているメイドたちに聞くのが一番です。マクシーはまず、誰かを頼る練習をした方がいい気がします。

執事長のロドリゴを始め、マクシー付きのメイドたちと一緒に、改装工事のプランを練り直したほうが良いのではないでしょうか。