正統派悪役令嬢の裏事情 ・第63話(めちゃコミ表記：064話)のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想｜めちゃコミック

「めちゃコミック」に掲載されている「正統派悪役令嬢の裏事情 」第63話(めちゃコミ表記：064話)のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

魔水晶鉱山での採掘が開始される。

セリアの予想通り、魔水晶鉱山が発見されたという知らせが舞い込んできました。発見に助力してくれたのは、フォルバス領の公爵家です。

魔水晶鉱山の開拓に伴い、別荘まで貸し出してくれると言う協力的なフォルバス公爵家。彼らは原作ではもともとは気立てがいい連中ではなかったはずです。

ただし、フォルバス公爵は原作では愛妻家として知られています。以前、セリア達がフォルバス公爵の妻を魔物から救ったことが、そうとう恩を売ったと見えました。

魔水晶鉱山はとんでもない魔気に包まれていましたが、セリアはシュルテン旗とサークレットの力を用いて、辺り一帯をあっという間に浄化してしまいました。

いよいよ魔水晶鉱山の採掘作業が開始されます。そこでビビが、とんでもないものを発見して……！？

フォルバス公爵家

フォルバス公爵の妻は、以前、魔物に馬車を襲われたところを、セリア達に救われたことがありました。実は原作ではこのとき命を落とした妻を偲んで、フォルバス公爵はその先の生涯、ずっとピンク色の服しか着なくなったというのです。それほどフォルバス公爵にとって妻の存在は大きかったのでした。そんな妻を救った命の恩人であるセリアに対して、フォルバス公爵が協力的になるのは、自然な流れに思えます。

聖女よりも強い浄化力

リナが一週間かけてようやく浄化した地域を、セリアはたった数秒で全て浄化してしまいました。サークレットの力はセリアにかなり適合しているように思えます。その適合力は聖女リナをはるかに上回っているでしょう。もし、リナが帰還した後、セリアの浄化能力が凄まじいことを耳にしたとき、必ずリナはサークレットの奪取を試みてくるに違いありません。

ミエスの月はリナのこと？

ミエスは、サークレットを「自分だけの月に捧げる」と発言していました。当初は何のことか分からなかったミエスの発言ですが、セリアはあらゆる根拠から、「ミエスはオークションを通してサークレットをリナに贈ろうとしていた」のではないかと考えます。つまりミエスとリナはやはり何か繋がりがある可能性が高いということに……。

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ミエスをもっと強く尋問すればいろいろボロが出そうなところですが、ルシェはそれを許さないでしょう。セリアが神聖力を使いすぎて卒倒したのがつい先日ですし、ルシェはこれ以上ミエスとセリアを近づけたくないと考えているようです。

もしミエスがリナ側の人間であり、リナにサークレットを贈るために裏工作していたのであれば、原作のストーリーのあらゆる点に納得がいきます。

しかし、原作の通りで行けば、結局リナと一緒になるのはルシェのはず。ミエスにとって自分の目の仇にしているルシェがリナと一緒になるのは面白くない結果なのではないでしょうか。

ミエスの真の目的が何なのかわかれば、推察も進みそうなところですが……これ以上セリアがミエスを尋問することはできなさそうです。