正統派悪役令嬢の裏事情・第91話のあらすじ（ネタバレあり）考察と感想｜めちゃコミック

「めちゃコミック」に掲載されている「正統派悪役令嬢の裏事情」第91話（めちゃコミ表記092話）のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

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「めちゃコミック」に掲載されている「正統派悪役令嬢の裏事情」のあらすじ（ネタバレあり...

さらに対立するセリアとリナ

セリアはリナをリゲルから解放しようと試みます。冷酷で大胆な一面を持ち合わせている一方で、やはり性根は敵にすら優しい性格であることが伺えました。

しかし、リナはセリアの手を取ろうとはしません。むしろよりいっそう、セリアに対する敵対心を高めていきました。おそらくその行動原理にはセリアの命を奪わなければ自分がリゲルに殺されるという思いがあるのでしょう。

その後、近隣の魔獣境界線に隙間が生じる大事件が発生！どうやら事件は人為的に引き起こされていることも早々に発覚します。

黒幕は十中八九リナでしょうが、あくまでも彼女は自ら手を下さずに、周りの人間を利用しようと企みます。それがセリアの兄・カシウスであろうともおかまいなしです。

果たして次なるリナの狙いとは？

カシウスはリナに心奪われている？

先日セリアが大々的な浄化を行った際に、ほとんどの貴族は魔気を払ってもらうことができましたが、カシウスはそうではなかったようです。未だ濃く魔気の影響を受けていた彼は、多くの味方を失ったリナにとっては非常に都合のいい相手でした。リナはカシウスを頼るふりをして彼の心を掌握してしまったようです。

ケリドン家の対照的な息子人

当初はケリドン家の長男と次男のうち、次男ニソスは無条件でセリアを罵倒するような非常識な男だと思われていましたが、実は性根が腐っているのは長男カシウスのほうだったようです。ニソスはすでに魔気の影響から解放され、セリアをかばったり協力したりするような行動が目立ってきました。反対にカシウスは、どんどんリナ側に落ちて行きます。

カシウスはセリアのサークレットを狙っている？

どうやらカシウスはセリアの神聖力に難癖をつけて、彼女の力の源となっているサークレットを奪おうと考えているようです。確かにサークレットはセリアの神聖力を増幅させてくれましたが、セリア自身が宿している強大な神聖力があってこその能力でした。にもかかわらず、カシウスは大衆の面前で何とかしてセリアの神聖力がサークレットによるまがい物だと風潮したいようです。最終局面での打算としてはあまりにもお粗末すぎる気がしました。それだけリナ側には余裕がないということなのかもしれません。

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ドロドロとした展開が続いています。リナはどうしてもセリアを倒さなければ自分がこの世に存在できないと考えているようですが、果たして本当にそうなのでしょうか。

セリアが生き残ってしまった場合、リナはおそらくリゲルに処分されてしまいます。では、セリアとリナが共にリゲルを打倒せばどうでしょうか。

セリアが提示したいのはおそらくそういった方面の未来なのですが、リナはセリアの言葉に耳を傾ける気が全くありません。ここまで頑固だと、やはりリゲルによって産み出されただけに、セリアを憎むことがリナの本性として組み込まれているような気さえしてしまいます。