『正統派悪役令嬢の裏事情』の第43話あらすじ（ネタバレあり）・考察と感想まとめ

「めちゃコミック」に掲載されている「正統派悪役令嬢の裏事情」のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

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「めちゃコミック」に掲載されている「正統派悪役令嬢の裏事情」のあらすじ（ネタバレあり...

ついにカシウスとの過去の出来事を知るセリア

激昂し声を荒げるカシウス！セリアは身体を掴まれて、再び得体の知れない眩暈に襲われます！

そこへやってきたのは執事長のジェイソンです。身を挺して2人を止めに入ります。

カシウスが去り、セリアは思い切ってジェイソンに、自分とカシウスの間に過去に一体何があったのかを尋ねてみることにしました。

すると明らかになったのは、セリアにとってあまりにも衝撃的な過去で……。

湖へ置き去り

事の発端は、幼少期のニソスとセリアが、湖へ遊びに行ったことから始まりました。ニソスはそこで妹のセリアを置き去りにしてしまいます。理由は、セリアとこれ以上同じ城で暮らすのが苦痛だったからという、あまりにも自己中心的な動機でした。

カシウスの凶行

ニソスはケリドン侯爵からきつくお叱りを受けます。その後、執事やカシウスは湖へセリアを探しにいくことに。最初にセリアを発見したのはカシウスだったのですが、なぜかカシウスはそこでセリアを水に沈めようとしたのです！これが、カシウスとセリアの隠された過去の出来事なのでした。

本当にカシウスの意思だったのか？

しかし、ここで疑問に思うのは、事件の現場がまた湖である点です。現在でもセリア達の邸宅の側では湖が定期的に黒く濁り、魔物が活性化するという事件が多発しています。その原因となっているのは恐らく、湖周辺に時折出没する黒いオーラでしょう。もしかしたらカシウスもあの時、黒いオーラにそそのかされてセリアの命を奪おうとしたのではないでしょうか。

セリアが過去の出来事をケリドン公爵へ話に行くと言った途端に、声を荒げだしたカシウス。カシウスは良識人に思えていたので、一瞬「セリアが過去の出来事を父親に話すと、父親が悲しむからやめろ」とカシウスが警告しているのかと思いましたが、実際は違いました。

結局カシウスも自分の失態を父親に知られるのが怖いのでしょう。ニソスといいカシウスといい、一体何処まで自己中心的なのでしょうか。

最も、この2人が悪事を働こうとした際に、黒いオーラにそそのかされているのだとしたら話は別です。ただ、カリスも黒いオーラに狙われたことがありますが、その時は自傷により正気を保つことに成功していました。

それと比べるとニソスとカシウスは、精神的にカシウスよりも弱いような気がしてしまいます。また、ニソスがあれほど性格が悪いのは、すでに心の芯まで黒いオーラに浸食されているからなのでは？とも思いました。

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