正統派悪役令嬢の裏事情・第80話のあらすじ（ネタバレあり）考察と感想｜めちゃコミック

「めちゃコミック」に掲載されている「正統派悪役令嬢の裏事情」第80話（めちゃコミ表記081話）のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

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「めちゃコミック」に掲載されている「正統派悪役令嬢の裏事情」のあらすじ（ネタバレあり...

リノンと人魚の関係が明らかになる！

まるで見世物のように狭くて美しい水槽の中に閉じ込められた人魚は、一気に貴族たちの興味を集めました。

ハワード家は人魚を客人として家に招いていると説明しますが、人魚はそんなハワードに対してひどく怯えているようにも見えます。

人魚を見てからというもの、様子がおかしいリノン。ここでルシェの口から、リノンに関する出自の秘密が明かされます。リノンは純粋な人間ではなかったのです。

リノンはハワード家に捕らえられた人魚を、苦しみから解放してやろうと考えているようなのですが、その方法があまりにもやるせない方法でした。

事実を知ったセリアは、リノンの力になるために動き始めます！

獣人は虐げられる存在？

あまり多くの存在は確認されていませんが、この世界には獣人と呼ばれる、人と獣が混ざったような種族が多く存在しているようです。人魚もそのうちの1つでした。

獣人の奴隷は法律で禁止されているはずですが、どうやら裏では珍しい獣人たちが高値で取引されているようです。

リノンは故郷から逃げてきた

リノンは今でこそベルク家の忠実な執事ですが、もともとはミューラ島の領主の息子の元に生まれました。つまり、ゆくゆくは島の領主になってもおかしくはない血筋の生まれだったのです。

しかし、父親が関係を持ったのは人間ではなく、人魚でした。貴族でもなく、人間ですらない獣人族と子を成すことは、汚らわしい行為だと恐れられていたのだそう。

おそらくリノンは、忌み嫌われた子として幼少期をミューラ島で過ごし、逃げるようにしてベルク家の領地へ流れ着いた後に、ルシェに拾われたのでしょう。

リノンの母親は父親によって売り飛ばされている

リノンもその母親も自分にとって不都合な存在だと考えた領主の息子は、リノンの母親を貴族に売り飛ばしてしまったのだそうです。

しかし、もし本当に汚点だと考えるのなら、リノンの母親の命を奪っていてもおかしくなかったのではないでしょうか。そもそも売り飛ばすほどどうでもいい存在だったとしたら、そもそも体の関係を持つことなんてなかったのでは？人魚が妊娠した時点で、お腹の子もろとも命を奪えば、すべての証拠が簡単に隠滅できます。

もしかしたらリノンの領主に母親は売り飛ばされたという体で、どこかに逃がされていたのではないでしょうか。

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まがいなりにも心優しいリノンの父親のことなので、もしかしたら惚れた人魚を貴族から守るために、あえて処分したように見せかけて人魚の国に返してあげただけだったのかもしれません。

もしそれが真実なら、母親を失ったことに心に闇を秘めるようになったリノンが不憫でなりませんね。ハワード家に捕まった人魚が、リノンの母親の情報を知っている！なんて展開になると非常に熱いです。