オークの樹の下・第12話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想｜めちゃコミック

「めちゃコミック」に掲載されている「オークの樹の下」第12話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

晩餐会場から寝室へ

晩餐会にて。多くの騎士がまわりで会食している中、リフタンの視線はマクシーに釘付けでした。

リフタンは、マクシーがつけている装飾品を指でなぞります。まるで装飾品がマクシーにきちんと似合っているか確認しているかのようです。

じっと耐えるマクシー。騎士ばかりの城になぜ装飾品がきちんと用意されているのか、マクシーはずっと疑問でした。リフタンの反応を見るに、おそらく装飾品のほとんどは、リフタンが自らマクシーのために用意したものなのでしょう。

その後、リフタンは理性が効かなくなったのか、マクシーを連れて早々に晩餐会場を出て行ってしまいます。リフタンとマクシーが向かったのは、もちろん2人の寝室です。

マクシーは今日も、リフタンから激しく愛されます。息を殺してじっと耐えて、リフタンの愛を受け止めるマクシーなのでした。

無骨で飾りっ気のないカリプス城

カリプス城は辺境の地にあり、長い間放置されていた城です。リフタンが城を再生してアナトールの地がやっと活気づいてから、まだ10年ほどしか時が経っていません。歴史の浅いカリプス城は、女主人を迎えたことがなく、騎士ばかり集まった城でした。城の飾りっけもなく、装飾品や宝石などは皆無であることを察するに、カリプス城は対魔物を意識した実用重視の城だったのだと考えられます。

リフタンはマクシーを妻として城に迎え入れる準備をしていた

しかし、そんな城に、なぜかマクシーのための宝石だけはきちんと用意してありました。おそらくリフタンが用意したのでしょうが、妻のことをどうでもいいと思っていたら、普通は予め装飾品を用意するなんて気遣いはしないはずです。リフタンがそれなりにマクシーを城に歓迎したいと考えているのが見て伺えます。

リフタンの愛はマクシーに届いていない

城の所々から、リフタンがマクシーを溺愛していることが伺えるのに、マクシーはそのことにまったく気が付きません。それどころか、なぜリフタンは自分を捨てないのだろうと疑問に思う始末です。夫婦の営みについても未だに義務だと考えているようですね。マクシーがこれおほどまでに自己肯定感が低く他人の愛情を信頼できないのは、「今まで愛情を注がれたことがない」「幼いころから体罰ばかり受けて育ってきた」ことに原因があると考えられます。

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マクシーは赤毛で癖っ毛があり、貴族の女性としては珍しい風貌をしています。本人としてはコンプレックスのある容姿ですが、リフタンは逆に、マクシーのふわふわとした長い髪が大好きなのだそうです。

王女の縁談もあっという間に断ってしまったそうですし、リフタンはなかなかの変わり者ですよね。そもそもなぜ、ロクに話もしたことがないマクシーに対してこんなに執着心があるのでしょうか？

結婚した日に初夜を過ごしてから3年も会っていなかった妻に対して、これだけ欲情できるのには、何か事情があるようにしか思えません。