鬼獄の夜・第175話のネタバレと感想｜マンガMee

「マンガMee」に掲載されている「鬼獄の夜」第175話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

紫蝶は、自分が赤子を産んだ瞬間に現れた魑筮一族を見て、全てを一瞬で理解しました。

右大臣は陰斗を最強の鬼にするために、全てを仕組んできました。
民を騙し、自らの命も捧げ、陰斗を最強の鬼に仕上げることためだけに注力し続けてきた右大臣。

そんな彼が、紫蝶や赤子のことを計画の中に組み込んでいないはずがありません。 紫蝶は、自分たち母子もこの悍ましい計画の一端を担わされることになるであろうことを直感的に感じ取ったのです。

しかしそれに気付いたとしても、待ち構える悲惨な運命から逃れられるわけではありませんでした。

台座の上に現れた陰斗の元妻・桔梗は、まるで人の心を失った修羅のような姿でその場に立ち尽くしています。

かつての面影が消え失せている桔梗の姿に、娘である紫蝶は驚きの声を挙げました。

すると魑筮一族の長が口を開きます。

鬼になれば自我が飲まれて呪いも朽ち、鬼自体もやがて朽ちてしまう。
しかし朽ちない呪いを外に持てば、鬼が朽ちることもなくなる。
報われない桔梗の愛は永久に朽ちない呪いへと化し、永久に陰斗の体を縛り続ける。

そう語る魑筮一族の長。
彼女たちは陰斗に顔無し鬼の面をつけ、鬼化の儀式を開始してしまいます。

紫蝶は、抱いていた赤子を取り上げられてしまいました。

魑筮一族の長は赤子を桔梗に見せつけながら、この子は陰斗が自分の娘を孕ませて産まれてきた忌々しい赤子だと桔梗の傷を抉るような言葉を放ちます。

それを聞いた桔梗は気が狂ったかのように叫びだしました。
彼女の呪いの声が、頭の中に直接響いてくるのを感じる紫蝶。

紫蝶は、ここで始めて自分の母親に声を荒げました。
"父上も母上もいい加減に目を覚ましてください！"と強い口調で言い放つ紫蝶。

しかし、その言葉は2人の心に響くことはありませんでした。 桔梗は呪いに心を支配され、陰斗は何かを諦めてしまったかのように廃人化してしまっています。

最後の瞬間、陰斗が口にした名前は紫蝶でも桔梗でもなく、自分の姉のことでした。

桔梗が台座から飛び降り、池の池から突き出た鋭い石に向かって飛び込んでいきます。
彼女の体は貫かれ、池には桔梗の血で真っ赤に染まりました。

その血の混ざった水を使って、魑筮一族が触媒に鬼化の儀式のための呪文を書き連ねます。

その直後、陰斗の体はみるみる人の形を失っていきます。
こうして愛という名の呪いから産み出された最強の鬼・顔無し鬼が爆誕したのでした。

人の姿を失ったのは陰斗だけではありません。
何だかよくわからない妖怪のような姿になり果てた桔梗は、陰斗に対して紫蝶の赤子を殺せと命じます。

その言葉通りに赤子に飛び掛かる顔無し鬼。

しかしここで、何かを吹っ切った表情の紫蝶が行動にでて……！？

実際のマンガを無料で今すぐ読みたい方は電子書籍サイトの無料ポイントを使用するのがおススメ！

魑筮一族からしたら、おそらく「鬼化した陰斗に自分の赤子を殺させる」のが目的であるため、子供が生まれた時点で紫蝶は用済みになる可能性が高いです。 しかし結果的には紫蝶はエリカとしてこの後1000年も生きながらえることになります。

なぜ紫蝶が陰斗とともに呪いの道を辿ることになったのか、次話あたりでその辺の謎が解き明かされそうですね。

鬼獄の夜・第176話のネタバレと感想｜マンガMee

桔梗の業によって産み出された呪いにより、陰斗がついに鬼化してしまいました！桔梗は、紫...