鬼獄の夜・第160話のネタバレと感想｜マンガMee

「マンガMee」に掲載されている「鬼獄の夜」第159話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

都には大飢饉の危機が迫っています。 原因は作物の不作に続いた流行り病…。 それに加えて民たちは、帝が帝としての役割をきちんと果たせていないのが問題だと考えているようです。

貧しい者は河原に放置された腐った人間の死体を食べて飢えを凌ぐ始末。 殺しが横行し、世はまさに混沌の時代でした。

帝は帝で世間のそんな有様を良しとしているわけではありませんでした。 民たちが、自分の政治を「悪政」だと批難していることももちろん知っています。

しかしそんな帝に、民たちはただ知恵が足りないだけだと吹き込む右大臣。 （影斗の身元を引き取った人物） さらに、今一度自分に鬼退治を命じてくれれば、再び帝の威厳を下々の者に示すことができると右大臣は言い出すのです…。

一方で紫蝶と陰斗は、約束通り満月の夜にだけ逢瀬を重ねていました。 陰斗は紫蝶を自分の秘密の場所へと連れて行きます。

そこは、陰斗が鬼退治を退いてからも細々と鬼について研究をしていた場所です。

陰斗はそこで自らの胸の内を紫蝶に明かします。

かつて自分は何も守ることができない男だと絶望し、全てを捨てて怠惰を貪って現実逃避をし続けていた…けれど心の隅ではやはり全てを捨てきれずにこうして鬼にまつわる調べ事を続けてしまっていた…そう語る陰斗。

陰斗の心に染みついている光景は、親愛なる姉が鬼に犯され喰われる残虐な場面でした。 その出来事による悲しみも怒りも虚しさも、もはや陰斗の体の一部となっており、忘れることなどできるはずもなかったのです。

その話を聞いた紫蝶は、ポンと陰斗の頭に手を当ててやりました。 こういう時にかけるべき言葉もしらないし取るべき態度も知らないけれど、触れてあげたくなったと優しい眼差しを向けてくる紫蝶。

陰斗はそんな彼女に欲情してしまいますが、思い留まります。

これまで数々の女性を抱いてきた陰斗。 女の扱いなど慣れているはず。 しかし紫蝶にだけは、いつものような言葉や手段で口説くことがなぜかできません。 無垢すぎる彼女をどう扱えばいいのか、陰斗はわからなかったのです。

確実に距離を近づけてゆく2人。 しかしそんな2人の逢瀬を…右大臣が密かに目撃しており、何やら不敵な笑みを浮かべていて…？

実際のマンガを無料で今すぐ読みたい方は電子書籍サイトの無料ポイントを使用するのがおススメ！

やっぱりこの右大臣てものすごく怪しいですよね。 鬼の襲撃によって自分以外の一族が全滅してしまった陰斗を拾ってくれたのがこの右大臣だったのですが、なんだか都合が良すぎる気がします。 もしかしたら陰斗の一族を全滅に追いやったのはこの右大臣かもしれません。 右大臣と鬼が何か深い関係がある気がしてならないんですよね…。 右大臣は色魔なのですが、そのあたりも例の鬼との共通点がありますし。

鬼獄の夜・第161話のネタバレと感想｜マンガMee

満月の夜に逢瀬を重ねる紫蝶と陰斗。2人の距離は着実に近づいていました。逢瀬を重ねる2...