鬼獄の夜・第166話のネタバレと感想｜マンガMee

「マンガMee」に掲載されている「鬼獄の夜」第166話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

荒れ果てた一室に監禁される紫蝶。
苦しそうにうめき声をあげながら、身動き取れない身体を捩って何かに耐えています。

どうやら一日中、小水を我慢させられているようです。

そこへやけに気味の悪い笑みを浮かべた桔梗が現れました。
モジモジと尿意を我慢する紫蝶を見下ろす桔梗ですが、突然思い切り紫蝶の足を踏みつけます。よく見ると、紫蝶の足の爪は針でも刺されたのか血塗れになっていました。

桔梗は自らの仮面を取り、片目のない顔を曝け出します。そしてこんなに自分はずっと陰斗だけを愛して生きてきたというのに、そんな惨めな母の男を娘が寝取ったのだと言い出してきました。

紫蝶は、彼が自分の父親だとは知らなかったのだと許しを乞います。 桔梗がその話に聞く耳を持つはずがありませんでした。鼻水と涙を垂れ流しながら、紫蝶の首を絞める桔梗。

紫蝶は、この上もない無情を感じていました。自分は所詮、桔梗が陰斗を繋ぎとめるための人形に過ぎません。失禁をしながら、自分の首を絞める母の姿を見つめる桔梗。

紫蝶は分ってしまっていました。桔梗から自分にもたらされる愛は、自分に対する愛ではないことに。そして陰斗から自分に対する愛も、「自分以外の誰か」に対する愛であることに……。

そう、陰斗は紫蝶越しに今は亡き姉を愛していたのです。

そんな無情な現実を、全てわかってしまっている紫蝶。しかしそれでも陰斗に求められたら、拒むことなどできませんでした。ほんの刹那でもいい、たとえ偽りでもいい誰かに愛されるのなら……。

産まれてから一度も本物の愛を享受したことのない紫蝶は、偽りの愛に触れることで孤独をしのいできたのです。

しかしもうそれも終わりにしたい。 紫蝶は母へ自分を殺すようにと願います。

しかしそんな折、なんと紫蝶の入内（天皇に中宮・皇后として迎え入れられること）が決定して……！？

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紫蝶が天皇に娶られるそうです。それを知らせにやってきたのは右大臣でした。絶対に何か裏がありますよね～。知らせを受けた桔梗は驚きますが、さすがに帝の命とあっては盾突くことなどできないでしょう。

さらに右大臣は、桔梗に言っておかなければならないことがあると前置きます。そして屋敷の外には陰斗らしき人物の姿が。なんだなんだ……！？といった感じの展開ですが、一体紫蝶と陰斗の処遇はどうなるのでしょうね～。

桔梗は今の言葉を使えば完全に毒親です。健気にそれに耐え続ける紫蝶の姿が可哀想すぎて見ていられません。救いの手を差し伸べた陰斗も、結局は姉の代わりに紫蝶を愛しているだけでしたからね。こんなに可愛そうな女性なんてそうそういないはず……。

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