鬼獄の夜・第161話のネタバレと感想｜マンガMee

「マンガMee」に掲載されている「鬼獄の夜」第161話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

女中たちが桔梗の元に貢物を持ってきました。
しかしこれは桔梗に宛てた貢物ではありません。

これは桔梗が祈祷の際に捧げる貢物。 彼女は陰斗のことが忘れられず、満月の夜になると彼との復縁を願って怪しげな祈祷を捧げる習慣を続けていたのでした。

桔梗は貢物を目でチェックしながら、満足そうな表情を見せています。

そして懐に紫蝶を抱きながら、彼女の頭を撫でる桔梗。
なんと……桔梗はもう16歳ほどにもなる紫蝶に未だに授乳をしていました……。


一方で陰斗は思い悩んでいました。

紫蝶と出会ってからすでに半年以上が過ぎようとしています。 しかし未だに彼は紫蝶のことを笑わせることができていなかったのです。

冬までに紫蝶を笑わせてみせると約束していた陰斗。 彼は藁にも縋る思いで召使や女中たちに、女を笑顔にする方法はないかと尋ねまわっていました。

陰斗に長く使える女中の柏木は、彼がやっと一途な恋をし始めたと大喜びしています。 柏木の話を聞いた陰斗は、自分が紫蝶にこうまでして惹かれて理由にやっと気付き始めてしまいました。

これまで数多くの女を抱いてきた陰斗。 一度は桔梗という妻も娶りましたが、彼女と結婚したのは桔梗に対する情けからでした。

陰斗が純粋な恋をするのは……紫蝶が本当に初めてのことだったのです。


そうして次の満月の日が訪れます。
陰斗は紫蝶に、自分と会うのは楽しいかと尋ねてみました。

紫蝶は楽しいという感情はわからないけれど、満月の夜は嬉しい気持ちになると答えました。

陰斗はなら満月の日以外も会おうと提案しますが…紫蝶はそれを聞いた途端に無表情になってしまいます。
彼女が自由に外に出れるのは、桔梗が祈祷で屋敷を開けている満月の夜だけなのです。

陰斗は紫蝶を困らせてしまったことをすぐに謝罪しました。
すると紫蝶は、陰斗でもそんな困ったような顔をするなんて……とクスリと笑みを溢したのです……！

初めて見た紫蝶の微笑みは、陰斗の心を大きく揺さぶります。
このまま彼女を抱きそうな衝動に駆られてしまった陰斗は、紫蝶に帰るように命じました。

そして陰斗はやはりこの得体の知れない熱くどうしようもない感情の正体が恋であることをはっきりと自覚するのでした。

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知らず知らずのうちに自分の娘に恋をしていまうなんて……しかもそれが初恋！
なんて悲運なんでしょうか……。

まぁまだ陰斗と紫蝶の血縁関係が明らかになったわけではありませんけどね。
当時の桔梗は同時期に様々な男性と体の関係があったので、正直紫蝶は誰の子かわからないです。

さて、桔梗ですが、一体どこへ祈祷にいってるんでしょうね～。
なんだかまた怪しげな雰囲気がします……。きっとろくな神に祈ってないんでしょうね。

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