鬼獄の夜・第177話のネタバレと感想｜マンガMee

「マンガMee」に掲載されている「鬼獄の夜」第177話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

旅行から帰宅した美空と灰原ですが、そんな2人が東京で同棲生活を検討していることを知り恭平は大激怒します。

"引っ越すなら自分も連れて行け！"と言い張る恭平ですが、灰原は"ペット可の物件は高いからダメだ。"と恭平を動物扱いです。

美空は、そんな2人のやりとりを見ながら溜息をついていました。

贄取塚で起きた、悲惨な一件から始めて迎えた春。
美空たちは怖いくらい平和な一時を過ごしています。

しかしあの出来事も、失ってしまった人々のことも、一生忘れることなんてできるわけはありませんでした。

さらに灰原と身も心も一つになったあの夜、美空は不思議な夢を見た気がしていました。
夢の内容はもはや思い出せません。
しかしつきものが落ちたような、誰かに背中を押されたような、温かい感触だけはしっかりと憶えていました。

きっとあの夢の意味はいつか分かる日がくる……美空はそう確信しています。

それよりも、美空にとっては目下の問題を片づけるのが先でした。
目下の問題とはもちろん、今も横で騒ぎ続けている恭平のことです。

彼はこの期に及んで美空と灰原がイチャイチャするのさえ許せない様子で、2人の仲を引き裂こうと必死です。

イライラした恭平は煙草を手に取りますが、箱の中は空っぽ。
しかし今買い物に出れば間違いなく灰原と美空がイチャつきだすだろうと考えた彼は、その場を動くことができません。

美空は、"そんな5分10分じゃ何もできないんだからするわけがない。"と呆れ口調で言います。

恭平はそれを聞いて、急いでコンビニへと走るのですが……。

灰原は、その5分10分でも美空の体を求めてきました。
必要以上に美空の体を攻め、時には焦らし、彼女を翻弄する灰原。

すると恭平が予想よりも早く帰ってきてしまいます。
灰原はとっさに美空と共にクローゼットの中へ……もちろん2人は繋がったままです。

美空は声を押し殺しながら、灰原のじれったい攻めに耐え続けていました。

帰宅した恭平は、部屋の中にいない2人の姿を探します。
ふと、ある一点を見つめて動きが止まる恭平。

するとその直後、灰原だけが部屋からでてきました。
灰原は、"美空は恭平を追ってコンビニに行ったはずだから、一緒に迎えに行こう。"と恭平を連れて外へ出ていきます。

扉が閉まった直後、美空がクローゼットから出てきました。
彼女は声を抑えるために自らの唇を感で声を押し殺していたようです。

外に出てきた灰原と恭平。
恭平はおもむろに、"自分をプレイのダシに使うのはよせ。"と言い出します。

どうやら恭平は、部屋に漂う匂いで2人が行為に及んでいることに気が付いていたようです。

灰原はそんな彼に、自分は研究を続け、美空はライターとして東京で活動を始めるから、恭平も自分の道をちゃんと見定めて進むように諭してきました。

さすがの恭平もこれに反論することはありません。
灰原と別れた彼は、美空よりももっといい女を抱きたいなと漠然と考えながら歩いていきます。

そんな彼の足元には、鬼の目のような玉が転がってくるのでした。

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ついに「鬼獄の夜」も最終回を迎えました！事件が解決してからの平安編がものすごく長かったので、読み終えてかなりの満足感を得ることができましたね。というかむしろ平安編のほうが本編なんじゃ？というレベルで平安編の話の濃さが凄まじかったです。

どうやら灰原と美空は同棲ではなく遠距離恋愛になる模様？ なんとな～く恭平のつけ入る隙があるように見えて終わるのは、いじらしいなと感じました！

そして最終回でしたが、濡れ場シーンが盛りだくさんで、こんな感じで終わっていいの！？とちょっとびっくりしちゃいましたね。

何はともあれ、加藤キャシー先生、3年7か月の連載お疲れ様でした！先生の次回作に期待です！