鬼獄の夜・最新99話のネタバレと感想｜マンガMee

「マンガMee」掲載されている「鬼獄の夜」第99話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

鬼獄の夜・第99話のネタバレ

兄(柴)には言わないでほしい…そう言って灰原の腕を掴むエリカ。

エリカの正体…それは、なんらかの理由により顔無し鬼と贄取塚の発生に関わり、更に自分の血で生物を蘇生させる力を持つ異能力者です…。

 

柴はそんな彼女の正体を知らないのではないだろうか…と灰原は疑問に思いました。 口止めをするくらいならなぜ自分に秘密を話すのか…エリカの意図は全く読めません。

するとエリカは、唐突に自分は兄を愛していると明言します。

 

これまでずっと退屈な日々だったけれど、兄が現れて全てが変わった…そう語るエリカ。 しかしそんな気持ちに変化が訪れたと、エリカは急にもじもじしはじめました。

 

死んでも他の男に渡したくない…以前、恭平が放った言葉に衝撃を受けたエリカは、「愛」について意識し始めてしまったのだと言います。

そう、エリカは灰原を脅しているわけではなかったのです。 これは“恋愛相談”。

エリカは恋心というものについて、灰原に質問をしているのでした。

 

エリカは見た目とは違ってその心は純粋そのもの…彼女には打算も何もありません。 あるのは愛について知りたいという欲求と、柴に対する執着心のみです。

しかし贄取塚のことならまだしも今はそんな話題の相手をしている暇がない灰原。

エリカをあしらって一刻も早く美空のもとへ進もうとします。

 

するとエリカは、自分が持つ感情と同じように柴が美空を想っていると考えると苦しくて仕方がない…と言い出しました。

そして床を這っていた蛇を持ち上げ…美空ちゃんを殺せばこの苦しみが消えるかもしれない…それともこの世の女を全て殺さないとダメかもしれないととんでもないことを言い出します。

そして手に持った蛇の首を握りつぶし、殺してしまうのです…。

 

 

そして天井を見ながら、あぁ…これが死んでも渡したくないという感情なのか…と不敵に笑うエリカ…。 エリカは完全に常軌を逸していました。

それを見た灰原は考えを改ます。 残酷なほど純粋すぎるこのエリカという「爆弾」を利用することにするのです。

彼女に「嫉妬」という感情を教え込み、協力を申し入れる灰原。

灰原の目的はただ一つ。 それは、美空を無事に取り戻すこと―――。

 

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鬼獄の夜・第99話の感想

エリカが柴に対して抱いている感情…それは恋というよりも異常な執着心のように思えました。 彼女の心は子供そのものです。 子供ゆえの残酷さをそのまま持ち込み、大人ゆえの知略と力を投じ、全力で紫を強く強く求めるその姿はまさに狂気と言っても過言ではありません。

果たしてそんな彼女を灰原は利用しきれるのでしょうか？ 後ろから刺される形にならなければいいと思いますが…。

まるで爆弾を抱えながら戦いに挑むようなものです。

ですがそんなエリカをうまく利用することができれば、こちら側に有利な局面を作ることができるのは確か。 美空を救い出すことも不可能ではありません。

全てはエリカ次第です。 果たしてどう転ぶのか…。

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