鬼獄の夜・第144話のネタバレと感想｜マンガMee

「マンガMee」に掲載されている「鬼獄の夜」第144話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

鬼獄の夜・第144話のネタバレ

朝9時過ぎ―――。

玄関のベルが鳴り、恭平はパンツ一丁の姿で来訪者を出迎えます。 しかしここは恭平の家ではありません。 あれ以来、彼は灰原の家に居候をしていたのです。

突然の来訪者の正体は美空でした。 美空はパン一の恭平に何でそんな恰好で出てくるんだとチョップでツッコミを入れながら、家にあがりってきます。

恭平はこの恰好ならすぐに“できる”からいいだろう？と美空の体を後ろから抱きしめてきました。 お互い怪我も治ったんだからそろそろいいだろと唇を近づけてくる恭平。

すると再びドアが開き、灰原が登場します。 今すぐやめないと即追い出しますよと脅してくる灰原。

彼はどうやら眼科の帰りらしく、薬を手に持っていました。

灰原はあの後かろうじて目の傷が癒えましたが、やはり視力はだいぶ落ちてしまい眼鏡をかけるようになっていました。

部屋の片づけをするように恭平に命じて出かけていたのに、彼が言う通りにしなかったために灰原はさっそくダメ出しを始めます。

恭平は追い出されては困るとすぐに片づけを始めました。

 

聞けば美空と灰原はこのあと2人で出かける予定があるのだとか。 それを聞いて明らかに不満そうな恭平ですが、2人は大事な人のところに行ってくると言って出かけてしまいました。

2人が車でやってきたのは…沙織の実家の墓です。 結局沙織の遺骨を見つけることはできませんでしたが、せめて土だけでも墓石の近くに撒いてやろうと、2人は土をもってきていました。

あの凄惨な事件から数か月…。 結局、柴太一の事件は直後こそ騒がれた者の、結局鬼や因習は暴かれることもなくすでに風化しつつありました。

死傷者は全て「宗教施設のガス爆発」で片づけられてしまい、生存者たちの話も単なる精神混乱による妄言としての扱いを受けてしまったのです。

しかしそんな扱いを受けたうちの一人である牡丹は、むしろそのほうが良かったのかもしれないと語っています。

みんなの死をつまびらかにされるよりも、そっとあの山で眠らせてあげたほうがいいのかもしれないと穏やかな笑みを浮かべる牡丹。 彼らのことは自分たちだけが覚えてあげていればそれでいいのだと、彼女は語りました。

牡丹はその後家族と共に遠くへ引っ越してしまい…。

 

美空と灰原は墓地を歩きながら、結局自分たちが見たものは何だったのだろうと思いを馳せています。

あんなに惨たらしい事件があったにも関わらず、まるで本当に何事もなかったかのように全てが終わってしまいました。

灰原は語ります。 歴史は、生き残った人間に都合よく残るものだと。 柴癒えの始まりも終わりも、きっと誰かの都合のいいように葬られたのです。

自分それをたまたま垣間見ただけ…。

人間は生きるために鬼を必要とするときがある…。 人の弱さが鬼を作り出すのなら、この先も鬼は生まれ続けるだろう灰原はそう言い残します。

その後、2人は宿へと向かいました。 全てを精算し、傷の癒えた2人。

美空は大胆にも灰原を押し倒し、彼に熱いキスをします…。

 

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鬼獄の夜・第144話の感想

次回はついに待ちに待った美空と灰原の夜のシーンだそうです！ 恭平がものすごく不憫な感じではありますが、これは致し方ないですね…。 果たして待ちに待った二人のイチャツキシーンとは…！？

そして件の事件は本当に終焉を迎えたのでしょうか…。