鬼獄の夜・第115話のネタバレと感想｜マンガMee

「マンガMee」に掲載されている「鬼獄の夜」第115話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

鬼獄の夜・第115話のネタバレ

思えば皆の卒業式の日―――美空は涙を流しながら鷹介たちの成長を喜んでいました。

あの時はこれから先も彼らの成長を傍で見届けていけるのだと信じて疑っていなかった…しかし実際にはこんな惨劇の中に巻き込まれてしまいました…。

鷹介は美空に、車の中にある鉈で自分を殺して欲しいとお願いし始めます。

もちろん美空は拒みますが、鷹介は淡々とこう語りました。

こんな姿で生きながらえても牡丹が悲しむだけ…。 のたうち回りたいほど全身痛いのに身体は動かず、意識だけがはっきりしている…こんなのは地獄すぎる。 牡丹の為なら何でもできると思っていたけれど死ぬのはやはり怖い…。 怖すぎて誰かのせいにしたくなる。 怖すぎて誰かを憎みたくなる。

晴や牡丹さえ憎みそうになってしまう…。そんな風に死にたくはいない、みんなを好きなまま死んでいきたい…。

涙を流しながらそう語る鷹介を前に、美空は無力でした。 彼の命を救うことはおろか、かける言葉すら見つからないのです。

そんな美空が唯一、鷹介にしてやれること…それは―――。

美空は言われた通り車の中から鉈を取り出してきました。 鈍く光る大きな鉈を鷹介の首にあてがい、本当にこれで楽になれるの？と鷹介に問います。

灰原たちは美空を止めようとしますが、彼女の耳には届きません。

鷹介は美空に、酷いことをたくさん言って申し訳なかった、晴と同じように大事に思ってくれてありがとうと静かに告げました。

美空の前から、大切な人々が次々といなくなっていきます。 美空は涙を流しながら鷹介を抱きしめ、あんたも私の大事な弟よと最後の言葉をかけました。

スクリと立ち上がった美空は、鉈を握りしめます。

とその時―――！牡丹が美空に体当たりし、彼女から鉈を奪いました。

牡丹は鷹介に、私全部わかったよと告げて、思い切り鉈を振りかざし―――！

 

直後、血飛沫と共に宙に跳んだのは…鷹介の首でした…。

 

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鬼獄の夜・第115話の感想

牡丹は何かを悟ってしまったのでしょうか。 自らの手で鷹介に止めを差してしまいました…。

美空も辛いですよね、弟のように思っていた鷹介を自分たちで殺さなければいけないなんて…こんなに苦しいことはないと思います。 その決断を下すにもものすごい精神力が必要だったと思います。 美空はやはり心の強い女性だなとあらためて思いました。

灰原は美空のことを止めようとしていましたが、鷹介を生きながらえさせたところで彼はどうするつもりだったのでしょうか？ 助かる見込みもなくただ苦染み続けるしかないのに、静かに死を迎えるのを待つつもりだったんですかね。 灰原にしては考えのない発言だったなとちょっぴり思っちゃいました。

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