鬼獄の夜 ・第155話のネタバレと感想｜マンガMee

「マンガMee」に掲載されている「鬼獄の夜 」第155話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

鬼獄の夜 ・第155話のネタバレ

夜な夜な寝床を抜け出してお参りにいく桔梗。 心配した陰斗が彼女の後をつけていくと、そこには悍ましい光景が広がっていました。

なんと、桔梗は陰斗との子を身籠らないために、何人もの男の精を体の中で混ぜて子を身籠らないようにしていたのです…！

陰斗の心を自分に縛り付けることに執着している桔梗は、もはや物事の分別がつかなくなっています。

幼い頃に鬼に襲われて深手を追った桔梗に、陰斗は毎日毎日花を届けてくれていました。 それは同じ境遇の自分に対するただの同情だったのでしょう。 しかし桔梗にとっては陰斗こそが唯一の生きる希望でした。

もし自分の怪我が治ったら、きっと陰斗は自分のことを見向きもしなくなってしまうことでしょう。 "陰斗の視線を自分に向け続けるためには、もっともっと不遇になり哀れな女にならなければいけない…。"桔梗はそんな歪んだ考えに至ってしまっていました。

"子を身籠れない自分は可哀想だと思ってほしい…哀れんでほしい…そしてずっと傍で慰め続けてほしい…。" 桔梗はその一心で、陰斗以外の男たちの精を貪っていたのです。

闇の呪術師である老婆は、"自分の目的の為に、自分の第一子の命をも奪ってしまう桔梗に感服する。"と語っています。 老婆はもっともっと桔梗に男の精を注ぎ込むため、萎えきった男たちの股間にトロリとした蜜のような液体を垂らします。 すると傍に居た2匹の犬たちが、男の股間をベロベロと舐め出しました。

男は"もう出ないからやめてくれ！"と叫びますが、縛られているために抵抗することはできません。

そして桔梗は別の男たちの体に跨りながら、陰斗への愛を叫びます。

直後、明かりの蝋燭がガシャンと音を立てて倒れました。 振り返るとそこに立っていたのは、恐ろしく冷めた表情をした陰斗の姿です…。

桔梗が自ら腹の子を殺めたということをいう衝撃の事実を知った陰斗は、ありったけの軽蔑の眼差しを桔梗に向けます。

桔梗は陰斗にこの失態を見られたことに動揺し、まともに喋ることができません。 陰斗にすがりつこうとしますが、陰斗はそんな桔梗に、"鬼に襲われ子が堕りたと言ったが…鬼は桔梗自身だ…二度と私に近づくな。"と言葉を残し、その場を去って行きました。

残された桔梗はショックのあまり失禁して嘔吐をしてしまい…。

怒りと虚しさに心を抉られながらの帰り道、陰斗は全てがどうでもよくなり自暴自棄になってしまいました。

通りかかった橋にいた物乞いの女を目にすると、陰斗は彼女に小銭を支払って欲望のままに女の身体を貪り出し…。

 

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鬼獄の夜 ・第155話の感想

ついに桔梗の本性を垣間見てしまった陰斗。 そのショックは計り知れませんね…。 しかも妻の手によって我が子が殺められたとなっては、もはや何を信じればいいのか、何のために生きればいいのかもわからなくなってしまいそうです。 間違いなくこの出来事が陰斗の中の歯車を狂わせたきっかけの一つで間違いなさそうです。