鬼獄の夜・第118話のネタバレと感想｜マンガMee

「マンガMee」に掲載されている「鬼獄の夜」第118話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

鬼獄の夜・第118話のネタバレ

車の上に乗った“目だらけ”は、美空たちのほうを見ながらしきりに「くるよ」と鳴いています。 “目だらけ”が「くるよ」と鳴くのは、この地で最も凶悪な生物である“顔無し鬼”が現れる前兆です。

美空はすぐに灰原と恭平に車のエンジンを切ってライトを消して社内に身を潜めるように命じました。

訳の分からない恭平はなんで全員後部座席に隠れるんだ、狭いだろと文句を言いますが、灰原はそんな彼に何があっても声を出さずに絶対に動かないようにと忠告をしました。

なにせこれからやってくる鬼はこれまでとは別格の最凶の鬼なのです。

“目だらけ”鬼はしきりに泣き続けています。

“くるよー　くるよー”

しかし唐突に“目だらけ”は「きた」と鳴いてたくさんある目をまんまるく見開きました。

途端に辺りの空気が変わります。 車の広報部から、冷たく思い気配が近づいてきます。

美空は恐怖から瞳をぎゅっと閉じてこの場をやり過ごそうとしました。

気配はあれども、音はしません。 不気味な静寂だけがあたりを包んでいます。

美空が恐る恐る瞳をあけると、目の前で恭平と灰原が驚いた様子で美空の後方の窓を凝視していました。

彼らがみていたのは…美空の後ろからこちらを除き見ている顔無し鬼の不気味な面の部分でした。

 

 

直後、美空たちの鼻を獣が腐ったような嫌な臭いが貫きます。

美空は再度瞳を瞑って口と鼻を抑えながら、顔無し鬼が早くどこかへ立ち去ることを願ってただただ小さく身を潜めていました。

しかし顔無し鬼の足音のせいで車内にあった開けっ放しの道具入れの箱の蓋が閉まりそうになってしまいます。

今あの蓋が閉じれば音がでて顔無し鬼が気付いてしまう…！ 美空は焦りますが、蓋が閉じてパタリと音を出すよりも大きな「バキン」という音が辺りに響き渡りました。

それは鷹介を喰らっていた“目だらけ”たちが、鷹介の腕を折る音でした。

“目だらけ”たちは鷹介の腕を引きちぎって食べようとしていますが、そこへ目にも止まらぬ速さでやってきたのは顔無し鬼と思われる黒い大きな物体です。

現在の顔無し鬼は、2年前とはまったく違う姿をしていました。 2年前に顔無し鬼の面のようになっていたあの不気味な布切れは、現在は顔無し鬼のふんどしのようになっています。

かつて頭部らしきものがあったその場所は、顔無し鬼の股間になっていました。 つまり顔無し鬼は2年前から身体の大きさがおよそ2倍にまで大きくなっていたのです。 腰の上には無数の手が生え伸びた不気味な胴体が据えてあり、その頂上には巨大な歯と口が…。

この世のどんな生物にも形容しがたいその姿は、まさに異形でした。

顔無し鬼は“目だらけ”たちを一匹残らず食べてしまい、おまけに鷹介までも食いつくしてしまいます。

 

なんとか顔無し鬼をやりすごせた美空たち。 ふと灰原は美空に、「誰も犠牲にならずに顔無し鬼を葬る方法が一つだけあるかもしれない」と言いだしてきました。

灰原の提案で一行は急いで鬼の顎門へと向かうことになります。

一方そのころ、鬼の顎門では―――。 車に乗った柴が一人で鬼の顎門へと辿り着いていました。

そこで待ち受けていたのは…やはりエリカです。

 

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鬼獄の夜・第118話の感想

顔無し鬼の姿が2年前とはくらべものにならないほど凶悪で醜悪になっていました！ 2年前はかろうじて人型と言えるような風貌をしていましたが、今回露わになった顔無し鬼の姿は…まさにバケモノです…。 バケモノ好きな読者さんからしたら興奮する回かもしれませんね。 個人的には怖すぎてちょっと目を覆いたくなるほどでしたが…。

さてさて、灰原は何か考えがあるようですが果たしてそれはどんな作戦なんでしょうか。 誰も犠牲にならなくていい方法がある…灰原はそう言いますが、もうこれまですでにたくさんの大切な人々の命が犠牲になってしまっていますよね…。

ところで逃げ去ってしまった牡丹は一体どこへ行ったのでしょうか…。 まずはやっぱり彼女を追いかけるのが先決なんじゃないかなと思うんですが…。