鬼獄の夜・86話（29巻）のネタバレと感想｜マンガMee

「鬼獄の夜」第86話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

鬼獄の夜・第86話のネタバレ

柴は美空に自分の壮絶な過去を語り始めます。

柴がまだ幼い頃、家の庭にいる蟻の足をむしり取りながら、死んだ蟻の数を数えていました。

天国でも地獄でもどちらでもいいから早く自分をどこかに連れて行って欲しいと願う日々。 幼いながらも死にたい理由…それは柴家の風習にありました。

父親は柴に、もうすぐ“皆さん”が来るから準備をしろと笑顔で言います。 そっと蟻の死がいを溜めた瓶を隠し、柴は部屋に移動します。

その夜、柴家の人部屋で、柴は大人数の男たちの“慰めもの”になっていました。 背中からろうそくを垂らされたり、無理矢理犯されたり、傷を付けられたり…。

柴は泣きながらも身体を差し出し、どんどん心が壊れていきます。

贄取塚の風習は廃れてしまったが、この「都合のいい」伝統は残さないとと笑う男たち。 柴はたまらず逃げ出してしまいます。

しかし、家の外に出ると柴の父親がまた笑顔で待っていました。

これは柴家の努めなのだから逃げては行けないと笑う父親。

これまで贄取塚の住民は娘を代々鬼に捧げて来ました。 鬼の血を引く柴家はその住民たちを代々身体を使って慰めてきたのでした。

しかしそれはもう昔の話。 贄取塚が無くなったのならこんな風習はいらない、助けて父さんと泣き叫びます。

しかし父親は深く考えるな、お前の母親は初潮を迎える前からほぼ毎日努めていたのだと笑います。

その後も壊れた心を埋めるように蟻の足をもぎ取っていましたが、父親に見つかってしまいます。 蟻に当たったってなにも変わらないと父親は言いますが、これは救済なのだと泣きながら笑う柴。

誰も自分を助けてくれない。 ならば自分の痛みの分だけこの世から命を解き放ちたかったと思う柴。

そんな柴の表情を見て、死んだ母親に似てきたと言う父親。 自分の妻を思い出し欲情した父親は柴をむちゃくちゃにするのでした…。

柴は自らの過去を美空に語りました。 そして、久々に過去を思い出して大きくなってしまった、次は僕の番だと美空にまたがるのでした。

 

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鬼獄の夜・第86話の感想

柴の過去…思った以上に壮絶でしたね…。 こんな経験をしてしまったら色々歪んでしまうのも頷けます。

しかし、最後、過去を思い出して大きくなるって…。 幼い柴は泣き叫んでいましたが、段々受け入れていったのでしょうか。

なんだか久々にメンタルにくる衝撃的な回でしたね…。

美空はこのピンチをどう乗り切るのでしょうか？！？！

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