鬼獄の夜・第148話のネタバレと感想｜マンガMee

「マンガMee」に掲載されている「鬼獄の夜」第148話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

鬼獄の夜・第148話のネタバレ

司馬陰斗は、鬼に一族を皆殺しにされた辛い過去を背負った青年でした。 鬼たちによって食い散らかされる父と母の肉片。腕を捥がれて尚、死に至るまで鬼に犯され続ける姉。

幼かった司馬陰斗は、それをただ震えながら見ているしかありませんでした。

しかし目の前で姉の瞳から精気が失われていくのを見ながら、司馬陰斗は恐怖と同時に感動に近い感情を抱いてしまっていました。 血を流し、涙を流し、絶望の中息絶えていく姉の姿を“この世の誰よりも美しい”と感じてしまったのです。

抱いてしまった感情に対して自己嫌悪を覚える司馬陰斗。 その感情は、一族を失ったという苦痛を思い出すたびに一緒になって自分の中に蘇る苦い記憶となり、そのときの光景を時折夢に見るようになっていました。

一族を鬼に喰い殺された…その辛すぎる過去から、司馬陰斗は鬼の根絶を己の使命として生きてきたんですね…。

 

都へ侵入してきた鬼を退治した数日後―――。 司馬陰斗は鬼の特徴を資料にまとめながら寝入ってしまっていました。 またあのときの悪夢を見てしまった司馬陰斗。 しかしふと見ると冷や汗とは別に、自分の股のあたりが湿っていることに気が付きます。

この夢を見ると心とは裏腹に身体が勝手に興奮状態になってしまうのです…。

司馬陰斗のうなされる声を心配していた家来たちが、部屋の外で大勢待機している様子でした。 司馬陰斗の家来たちは、ほとんどが鬼によって家族を失い行き場を失ったものたちばかりです。 そのため司馬陰斗は家来たちからの信頼が厚く、また慕われてもいました。 司馬陰斗の股が濡れていることに気づいた一人の女中は、夜伽が必要なら自分が相手をすると申し出てくるほどです。

自分自身も身寄りがいなくなった司馬陰斗でしたが、鬼に一族を滅ぼされてからは権大納言 曙嶺（ごんのだいなごん あきみね）が後見人となって彼を実の子のように育ててくれていました。 司馬陰斗は権大納言を心底慕っています。 しかし彼は人柄こそいい人でしたが、子作りに対する欲求が人一倍強い人物でもありました。 司馬陰斗と話をする最中でも、彼は女を抱くことをやめることはありません。

司馬陰斗に、"お前なら必ずこの世の鬼を全て葬り去ることができる"と声援を送り、彼をぎゅっとだきしめる権大納言。 司馬陰斗は期待に応えるべく、鬼への憎悪と権大納言への忠誠心をよりいっそう強めます。

するとどこからともなく仮面をつけた女が現れ、権大納言に対して刀を突き立ててきます。

"私の陰斗様に触れるものは誰で会っても許しはしない…。" 鋭い目つきで権大納言を見下ろす女…果たして彼女の正体とは…？

 

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鬼獄の夜・第148話の感想

病的なほどに司馬陰斗を慕うこの女性…片目だけ能面のような仮面をかぶっていて非常に不気味です。 雰囲気からして人間なのか鬼の類なのか判断つかないほど異様な感じでした。 もしかしたら彼女が司馬陰斗に呪いをかけた張本人かもしれませんね…。

にしても司馬陰斗も柴太一も、血が繋がっているからか女性が鬼に喰われている姿に興奮するというヤバすぎる性癖が同じでしたね…。